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磐城高茶道部/いわき市 
平成21年3月3日
  われら文化系
磐城高茶道部/いわき市
茶道を通じおもてなしの心を学ぶ部員ら
 

おもてなしの心磨く


 磐城高茶道部は、男女共学後の2002(平成14)年に発足した。現在は1、2年生の女子30人が所属する。同部では裏千家茶道に取り組んでいる。
 部員のほとんどが高校入学後初めて茶道に触れた。入部後は、歩き方や礼の仕方、お茶のたて方などの割りげいこを繰り返し行い、基礎を身に付ける。現在、1年生は「風炉」と「立礼」、2年生は「炉」というお点前の習得に励んでいる。顧問の藁谷登教諭は「茶道を通じ、おもてなしの心を磨いてもらいたい」と話す。
 活動は平日の放課後、2時間から3時間にわたって行われる。月曜から木曜までは、その日に参加できる部員らが10人ほど集まり、上級生が下級生を指導する。金曜は全員が参加し、裏千家淡交会の矢内和子さんと鈴木孝明さんの指導を受ける。2人はともに02年の発足以来指導に当たっているが「教えたことをすぐに吸収する。素直で真剣に取り組む生徒が多い」と目を細める。
 卒業式の予行演習の日に、卒業生と教員を招待してお茶とお菓子を振る舞う「卒業呈茶」は好評を博している。このほか、いわき市生涯学習フェスティバルや学園祭などで一般の人たちにお茶とお菓子を振る舞う。また、要請があれば部員らが幼稚園や小学校で出張講座を開く。


 茶道楽しむ環境づくりへ
 部長の箱崎理花さん 部員一人一人が、自分がすべきことが見えるようになり、部全体が活気に満ちあふれてきた。茶道を楽しむための環境づくりに率先して取り組んでいきたい。

 
 
 

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