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福島成蹊高美術クラブ/福島 
平成21年9月29日
  われら文化系
福島成蹊高美術クラブ/福島 
和やかな雰囲気が自慢の福島成蹊高美術クラブ
 

学年越えて作品批評


  静寂が包む放課後の美術室でキャンバスに向かい熱心に筆を走らせるのは福島成蹊高美術クラブの生徒。「美術室で絵の表現について語り合うのが日課。切磋琢磨(せっさたくま)しながら日々研さんを積んでいます」と部員らは語る。
 1年生から3年生までの計14人が所属する同クラブは日曜を除く週6日、各種展覧会出品を目指し創作活動に力を注いでいる。
 自慢は学年の壁を越えて互いの作品の批評ができる和やかな雰囲気。「全員絵を描くことが好きだから言い合える」と部長の長沢百合香さん(3年)。絵に対する真剣な態度が実り、6月に開かれた県展洋画部門で副部長の斎藤康平さん(3年)が佳作に輝く実績を残している。
 同クラブは毎年、市内の社会福祉施設「太陽学園」を訪れ、施設利用者と協力して縦約4メートル、横約2bの絵画を描く交流活動を行っている。絵を通した活動が制作意欲に生かされているようで「完成した絵を見て感動した」「苦労も多いが得るものは計り知れない」と部員らは口をそろえる。
 顧問の加藤貴義教諭は、「生徒の頑張りを知っているからこそ指導にも力が入る。良い作品が残せるよう陰から支えていきたい」と話す。部員たちの真摯(しんし)な姿が指導者の原動力にもなっているようだ。

 「楽しい活動」を大切に
 部長の長沢百合香さん 絵が大好きで中学校から美術部に所属している。高校2年から部長を務め、まとめ役の難しさを実感した。「楽しい活動」ができる雰囲気づくりに尽力したい。

 
 
 

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