精神力高め腕を磨く
日本の伝統芸術の習得に励む保原高書道部だが、堅苦しさはなく、部員同士の仲の良さから生まれる和やかな雰囲気の中で楽しく活動している。
10月のコンクール後に代替わりしたばかり。部長の斎藤朱里さん(2年)は「向上心のある部にしたい。どの大会に出展するかなど早めに明確な目標を立て、間延びした活動にならないよう取り組みたい」と飛躍へ意欲をみせる。
活動は週2日だが、大会への出展が近いと活動日は増え、学校が閉まる直前まで熱心に取り組むことも。部員同士は学年を超えて仲が良く、和気あいあいとした雰囲気の中で活動している。しかし、書く際は互いに書の世界に没頭する。「作品を書き上げたときの達成感は書の大きな魅力」と斎藤部長が話すように、高めた集中力を最後まで切らさず、メリハリのある活動を展開する。
顧問は、県展書の部で最高賞の県立美術館長賞を受賞した書道教諭の萩原盛和さん。「気持ちはそのまま字に表れる。とにかく最後の一字まで集中して書くように指導しています」と、技術指導のほか、精神的な成長の指導にも力を入れる。
新体制が始動したばかりの同部。良い伝統を引き継ぎながら自分たちの代の個性も生かし、腕を磨いている。
個性表わせるのが魅力
部長の斎藤朱里さん 初心者・経験者を問わず、個性を表せるのが書の魅力。未経験でも遠慮せずに参加して、面白さを体感してほしい。
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