達成感が料理の魅力
磐城一高食物部には、1、2年生計8人が所属。活動は毎週水曜日の放課後に3時間程度行われる。
週に1度の活動では、限られた時間内で準備、調理、試食、片付けができるよう、前週の活動の際に部員らで相談した食べ物の調理に取り組む。ひな祭りやクリスマスなどの季節の行事に合わせた料理や菓子のほか、自分たちが作ってみたいものを調理する。菓子が中心になるが、グラタンやお好み焼きなどの料理に取り組むこともある。
学校行事にも積極的に参加している。オープンスクールでは、参加した中学生全員に配布するクッキーを焼くほか、部活動を見学した参加者と一緒にパフェ作りなどをしている。
卒業後、料理や製菓に関係する職業を考えている部員もいる。豊島みなみさん(2年)と徳永弥聡さん(同)は「パティシエや製菓関係の道に進みたい」と話す。フロランタンが得意という豊島さんとアップルパイが得意という徳永さんは「できたときの達成感がうれしい」と料理の魅力を語った。
各種コンテストにも積極的に参加している。いわき市で1月に開催された、国産食肉と地域食材を使った創作料理発表会の県大会で、長瀬美香さん(2年)が最優秀賞を受賞、全国大会出場を果たした。
失敗しても次につなげる
部長の四家麻美さん 上級生、下級生分け隔てなく部全体が良い雰囲気。それぞれが作ってみたいものを工夫しながら作っており、失敗しても次につなげられるように前向きに取り組んでいる。
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