文武両道で美声磨く
4日に會津風雅堂で開かれた、会津若松市内の会津、葵、会津学鳳との4高校合同コンサートで本年度の主催校としてイベントの運営をリード。学校別のステージでは部員わずか10人ながら心を一つにしたハーモニーを会場に響かせ、詰め掛けた聴衆の感動を誘った。
放課後の音楽室からは毎日、部員たちの美しい歌声が聞こえてくる。「少人数でも楽しい音楽」が一番のテーマ。少ない部員だからこそのチームワークを宝に、橋詰依子教諭の指導の下、一人一人が笑顔を絶やさず日々の練習に励む。
合唱経験者と未経験者はほぼ半々。カトリック系の学校として難しいミサ曲にも積極的に挑戦し、県合唱コンクールなど各大会に挑戦する。
昨年からは「文武両道」も大きな目標として、勉強との両立を心掛ける部員たち。橋詰教諭は「勉強も部活も一生懸命。生徒たちの充実した気持ちが、美しい演奏の一番の秘訣(ひけつ)」と部員たちの努力をたたえる。
合同コンサートでは「赤いスイートピー」や「Butterfly」など女性らしいポップス曲を披露。少人数ながら、音楽の幅の広さを見せつけた。昨年の県合唱コンクールでは銅賞を獲得しており、新入部員を募り、より良い結果を残そうと美声に磨きを掛ける。
恵まれた環境で活動
部長の田代楓さん 協力し合える部員と素晴らしい先生、恵まれた環境の中で毎日楽しく練習に取り組んでいる。一人でも多くの新入生に参加してもらい、一緒にハーモニーを奏でていきたい。
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