県大会へ部員「本気」
18日に南相馬市原町区で行われる県吹奏楽コンクール相双支部大会に向けて、努力を積み重ねている。例年、県大会出場を逃すことが多かったが、今年は目標の実現へ部全体が「本気」モード。熱い気持ちを胸に29人の部員たちは練習に励む。
明るい部員たちを引っ張るのは、只野彩也香部長はじめ3年生10人。「今年こそは」という思いから、楽器ごとのパート練習では、後輩に演奏のポイントを指導するなど部のまとまりを支える。
本年度から顧問を務める秋元裕美教諭は「中学生の可能性に限界はない」として、部員の意識改革を行った。「今までは楽しければ良かったかもしれないが、どうせやるなら勝ちを狙っていきたい」と話すように、コンクールで披露する曲は、高校生向けの難しい楽曲を選んだ。
ほぼ毎日の練習では、パート別と全体合奏が行われる。秋元教諭は、全体練習時に個別の課題を与え、パート別の練習で習得できるよう指導。部員たちは、本番まで一日一日、その日の目標を設定し、できるまで練習に取り組んでいる。日々の頑張りは、練習日誌に記し、自分たちの成長につなげる。
大会本番まで残りわずか。悲願達成へ、部員たちは照準が定まっている。
部全体に一体感がある
部長の只野彩也香さん 絶対に県大会へ出場するという気持ちで練習に臨んでいる。ほかの3年生の支援もあり、部全体が強い思いを持ち、一体感が出てきた。コンクールは本気で頑張りたい。
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