町行事にも積極参加
川俣町の中心市街地に建つ4階建ての校舎。1年生から3年生までの部員37人が奏でる美しい音色が響く。息の合った演奏が持ち味の川俣中の吹奏楽部の練習風景だ。
顧問である橘内美加子教諭の指導を受け、1年生13人、2年生11人、3年生13人の女子生徒が練習に取り組んでいる。
川俣町では、独自の取り組みで小学4年生が中南米の民族楽器であるケーナの演奏に取り組む。民族楽器を吹奏楽で使うことはないが、部員の中にはケーナの演奏経験のある生徒も多く、それが吹奏楽にも生かされている。
コンクールでの上位入賞を目指して練習に取り組む中、独自の発表会なども開く。9月11日には同校合唱部と合同でミニコンサートを開催。「オリーブの首飾り」や「君の瞳に恋してる」「ルパン三世のテーマ」などの楽曲を披露した。
23日には3年生の最後の舞台となる学校祭でのステージが予定されており、部員たちの練習にも熱が入っている。
町の行事への参加も積極的だ。川俣町で今月に開かれた国内最大級の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」でも、コスキンパレードに合わせて野外ステージを披露した。町民に身近な吹奏楽部として音楽を通じた交流が行われている。
息合った演奏目指す
部長の半沢真優さん 部員みんなが息の合った演奏を目指し、厳しい練習に熱心に取り組んでいる。3年生最後の演奏となる学校祭が控えており、満足な演奏ができるよう頑張っていきたい。
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