タイピング技術競う
パソコンで文章を打つタイピングの速さと正確さを磨く福島市の福島南高情報処理研究部ワープロ班。部活動に励む教室には、パソコンのキーボードを打つ音が響く。8月の大会を最後に3年生が引退し、現在は2年生3人、1年生4人で活動。生徒たちは各自のレベルアップのため練習に励んでいる。
ワープロ競技には団体の部と個人の部があり、どちらも10分間の中でどれだけ正確に速く打てるかを競う。10月29、30の両日に行われた第42回県高校ワープロ新人競技大会では、団体の部で優勝し、個人の部でも部長の後藤あゆみさん(2年)が優勝した。それに加え、腰越優生さん(2年)が3位に入り、さらに800文字以上をミスなく入力した飯沼彩紗さん(1年)が正確賞に選ばれ、新生ワープロ班は好発進した。大会で優勝した後藤さんの1378文字という記録は、およそ10秒間に23文字を打ち込んだことになる。
部活ではテキストを使って文章を打ち込む基礎練習をした後、本番同様に10分間のタイピングを数セット行う。顧問の関沢文香教諭は「どんなプレッシャーにも負けない集中力が大切」と部員たちを見守る。キーボードを打つ生徒たちの表情は真剣そのもので、練習に励む生徒たちの真っすぐなまなざしが印象的だ。
部長の後藤あゆみさん
上達するには積み重ねが大事。指を置く正しい位置の心掛けや漢字の読み書きまで繰り返してやっている。
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