「軽自動車」保険料の仕組みが大きく変わる!? 最新の動向を解説

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軽自動車の保険料が事故率によって変動!? あらかじめ確認しておこう

 軽自動車の自動車保険料が大きく変わる見込みだ。これまでは車種を問わず一律だったが、今後は普通車と同じように事故率によって変動する動きがある。具体的にどう変わるのか? 解説していこう。

「自動車保険料」を安くするために! 確認しておきたい"年齢条件"の仕組み

■普通車の保険料には「型式別料率クラス」が適用されている

 現在、自家用普通乗用車や自家用小型乗用車の「対人賠償保険」「対物賠償保険」「搭乗者傷害保険」「車両保険」の保険料には、「型式別料率クラス」という区分が適用されており、車の型式ごとの事故実績によって変わる仕組みとなっている。同じ車名でも、グレードや発売された年が異なれば、変わってくるのが特徴だ。

 型式別料率クラスは、年に一度見直され、事故率が急激に増えた型式はクラスが上がることもある。事故率が高い(=保険金支払いが多い)型式ほど保険料は高く、反対に事故率が低い(=支払いが少ない)型式ほど保険料は安い。交通事故だけでなく盗難も含まれるため、人気があって盗難が多い型式だと、保険料は高くなる傾向がある。

■軽自動車も普通車と同じように保険料に差をつける方針

 軽自動車の保険料には、これまでこのような事故率の反映はされておらず、すべての車種で一律だった。だが、今後は普通車などと同様に大きく関係してくることになる。

 具体的にどうなるかというと、車種ごとに事故率を算出して区分。事故率が高い場合は保険料を上乗せし、低い場合は割り引く。これによって、軽自動車の中でも保険料に差が生じることになるだろう。

 燃費の良さや自動車税の観点からも人気が高く、売れ行きが好調な軽自動車だが、この仕組みの導入で車種によって販売台数にますます差が出ることも考えられる。軽自動車をめぐる動向からは、今後も目を離せなそうだ。

<記事/江原さとみ>
ファイナンシャル・プランナー、FPオフィスなでしこ代表(http://www.fp-nadesiko.com/)。システムエンジニアとして働きながらFP資格を取得。その後の証券会社や生・損保代理店での勤務経験を活かし、セミナーや執筆、個人相談など積極的に活動している。「お金の話を身近に、わかりやすく」がモットー。

<監修/SAKU>