“世論調査”で見えてきた“テレビ東京”らしさって何?

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11月14日、テレビ東京で放送『野生のブサメンと、ジワる深夜の女子高生』素人女子高生が多数出演。MCはバナナマン(C)テレビ東京

 テレビ東京では今年、本社の移転にあわせ、さまざまなプロジェクトを展開してきたが、その一つとして、ホームページや街頭調査によって同局への不満・要望を募集。集まった世の中の声に応える番組を企画し、あす14日深夜から「テレ東世論調査 こんな番組作りましたWEEK」と称して5番組を放送する。いったい、どのような不満や要望が寄せられたのか。担当者の小平英希氏(制作局)を直撃した。

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――どのような不満・要望が多かったのでしょうか?

 「不満で多かったのは、テレビ東京が地方では映らない、というご意見ですね。番組を観ていただきたいのに、観られないというのは残念ですが、これはどうにもならない問題なのです。また、テレビ界全体への不満として、自主規制に走り過ぎている、同じような情報ばかり紹介している、報道番組に特色がないといった意見がありました。そして、テレビ東京も他局と似てきているというご批判もあって、『独自路線』を貫いてほしいという要望を多くいただきました」

――調査をしてみて、気づいたことは?

 「物理的にテレビ東京の番組が観られない地域の方だけでなく、映るけど『テレビ東京はそもそも観ない』という人と、『好きで観ている』人のどちらかに分かれるな、と。観てくれている人はわりと好意的ですね。その差がもしかしたら、ほかのテレビ局よりも大きいのかもしれません。アニメのイメージも強いですね。『ギルガメッシュナイト』のインパクトも相当なもので、いまはお色気系番組が減ってつまらないというご意見もありました。チャンネルをテレビ東京に変えると、画面が暗くなる、という意見もありまして、言われてみればそうかも、と思いました」

――画面が暗くなる、とは?

 「素人を扱う番組が多いということに直結するのですが、小型のデジタルカメラを使ったロケが多くて、撮った映像自体が暗い。きらびやかなスタジオセットの番組が少ないせいじゃないかと。確かに、ロケで番組を作ることが多いですし…」。

――素人いじりはテレ東の得意とするところですよね。

 「素人を扱う番組が生まれた背景、多い理由には、一にも二にも番組制作にあてられる予算が少ないという事情があります。だからこそ、アイデアで勝負しなければならない、というのもあって。素人の方から面白さを引き出すというのは、予算を抑える手段の一つでもあり、テレビ東京らしさを生み出すものの一つでもあると思っています」

――「テレビ東京らしさ」って何でしょう?

 「よそでやっていないことをやる。お金をかけずに、アイデア勝負で面白いものをやる。今回の調査でそういう『らしさ』が求められていることもわかりましたし、こだわってやっていかないといけない、と改めて思いました」

 今回、寄せられた不満や要望を踏まえて制作された番組は、次の5番組。

■14日(深0:12~1:00)『野生のブサメンと、ジワる深夜の女子高生』
 「女子中高生が観て楽しめる番組がない!」という不満に応えて…。女子高生が注目しているブサイク男子=ブサメンを特集。出演は、バナナマンと女子高生。

■15日(深0:12~1:00)『バナナマンの誰も知らないスポーツの世界~テレ東だけが持っていた(秘)映像』
 「マイナーな競技も取り上げてほしい」など、スポーツに関する要望に応えて…。

■16日(深0:12~1:00)『探せ!街のオモシロさん ~「素人」×「お笑い」バラエティー~』
 「お笑い番組が減っている」という提案を受け、得意の素人イジりと掛け合わせ。

■17日(深0:42~1:30)『それってタブーですか?』
 「報道番組はどこも似たり寄ったり」という視聴者の声と、同局OBのジャーナリスト・田原総一朗氏からの「いまの記者は自分で突っ込んで取材していない」という指摘に応えて、ニュースではあまり取り上げないことに、テレビ東京若手記者が体当たり取材。

■19日(深1:15~2:10)『世界に1つだけ!?ほっとけない疑問 なんでソコ気になるの?』。
 WEB業界で「日本一くだらない広告会社」として注目を集める「バーグハンバーグバーグ」とコラボした新しい情報番組。