久米宏、NHK初出演「冗談かと思った」 萩本欽一と32年ぶりテレビ共演

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萩本欽一(右)と久米宏(左)が久しぶりにテレビで共演『結成50周年! コント55号・笑いの祭典』11月23日、BSプレミアムで放送 (C)ORICON NewS inc.

 フリーアナウンサーの久米宏(72)がNHKのテレビ番組に初出演する『結成50周年! コント55号・笑いの祭典』(BSプレミアムで23日放送 後9:00~10:30)の収録がこのほど行われた。久米はNHKからの出演オファーに「最初、冗談かと思いました。こんなことは2度とないと思います。事故みたいなものです」と語り、まったくの通常運転で収録を乗り切った。

【写真】若き日のコント55号

 昭和の笑いに一時代を築いた、坂上二郎さんと萩本欽一(75)によるお笑いユニット、“コント55号”の時代を振り返る趣旨の番組。2人がテレビで共演するのは、TBS系で放送されていたクイズ番組『ぴったしカンカン』以来、32年ぶりとなる。

 収録後、萩本と久米が取材に応じた。久米は「オンエアを見たら僕の出演シーンが全部カットされているんじゃないかと、半信半疑ですよ」と引き笑い。「民放出身としては、NHKは人的にも予算的にも余裕があるんだな、と思いました。やや嫉妬です」と遠慮がない。

 久米とNHKの因縁を聞いて萩本は「よく来てくれたね、倍うれしいよ」と、自分に近い方の久米の腕をギュッと握った。萩本は「『ぴったしカンカン』の時の久米さんのテンポが好きだったの。『欽ちゃん、ダメ』とバッサリやられるのが心地よくて」と懐かしむと、久米も「師匠ともなんとも思っていなかったから、怖いもの知らずがよかったんですかね」とうれしそうに応えていた。

 コント55号は、1966年に結成。日本の笑いを一変させ、瞬く間に時代の頂点に昇りつめた。今年、結成から50周年を記念して、コント55号の世界を一夜限りで楽しめる特別番組を企画。番組の案内役は関根勤と小堺一機が務め、お宝映像はもちろん、ふたりの笑いの秘密を解き明かすVTR、さらに映像には残っていない「幻のコント」を客前で再現することにも果敢に挑む。

 小倉久寛、劇団ひとり、風間俊介、前野朋哉ら、俳優たちに萩本が全力でコント指導するコーナーも大きな見どころなる。全く衰えを見せない萩本に、久米は「やたら元気だなぁ。思いやりもあってすばらしい。話し方もぜんぜん変わっていないし」と感嘆。

 当の萩本は「息が上がっちゃって…。汗をかくくらいやらないとお客さんに笑ってもらえないでしょう。もう無理」と、相変わらず自分自身に対して厳しい。一方で、ゲストの俳優たちには「風間くんたちはよくついてきたと思う。だんだん二郎さんみたいになってきていた。半分くらいはたどり着いてくれた」と及第点を出していた。

 久米がまとめる。「欽ちゃんのコント指導を見ていて、演劇の基本に忠実であることがよくわかりました。面白いのは、考える間を与えないことの大切さ。考える間がないと人間、何するかわからなくて、本人も思ってもみないことを言ったりやったりする。人間、考えちゃダメなんですね。考えずに思わずやっちゃうところがすごく面白い、というのがよくわかりました」。

 コント55号をよく知っている世代もあまり知らない世代も、彼らのすごさを再発見する番組になりそうだ。