新海誠監督、懐事情を直撃され苦笑「生活変わった?」

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『第40回山路ふみ子映画賞』文化賞した新海誠監督 (C)ORICON NewS inc.

 大ヒットアニメーション映画『君の名は。』を手掛けた新海誠監督が『第40回山路ふみ子映画賞』の文化賞を受賞し25日、都内で行われた贈呈式に出席。受賞の記念品や花束を受け取った新海監督は「このような銀幕の中で輝いている方々に交じることがあまりなく、間違えた場所に来たような気分です。ただ伝統のある賞をいただいて大変にうれしく思っています」と恐縮しつつ、喜びを語った。

<写真>宮崎あおい、高橋惠子が艶やかな着物姿で登場

 『君の名は。』が大ヒットを記録したが「決して狙ったことではなく、自分にもう一度できるとは思ってない」と謙そんした新海監督。「ただ作り手の方にとっては夢のあること」と切り出すと「『新海にできるなら俺にできる。なんであいつが?』と思ってる方が作り手、実写の世界、学生さんの中にもいると思う。それは事実だと思います。僕たちが手探りでやってきたことは、他の方にできても全くおかしくない。そういう作品がたくさん出てきて観客とつながっていけたら、僕も幸せです」と業界発展に願いを込めた。

 スピーチ後に設けられた観客からの質問コーナーでは「大ヒットで生活は変わられたか?」と懐事情を直撃する質問が飛ぶと、新海監督は苦笑いしつつ「まだ振り込まれていませし、全く変わりません」と告白。「海外に行くことも多く、もしかしたらスイートルームになってるのかなと思っていたけど、ホテルのグレードも変わりません」と自虐交じりに明かして笑わせた。

 一方で「次作る映画のスタッフが集まりやすくなってるかもしれないし、もう少し制作費が出てスタッフ一人ひとりの給料が上がるかもしれない。そういうところに反映が出て来るといいな」と笑顔で話していた。

 同賞は元女優の山路ふみ子さんが日本映画復興のために1976年に設立。そのほか、映画賞を李相日監督(『怒り』)、功労賞を芦澤明子カメラマン(『クリーピー 偽りの隣人』『モヒカン故郷に帰る』)、女優賞を宮崎あおい(『怒り』)、新人女優賞を松岡茉優(『猫なんかよんでもこない。』『ちはやふる -下の句-』)、福祉賞を佐々木聰監督(『ふたりの桃源郷』)、文化財団特別賞を高橋惠子(『うさぎ追いし-山極勝三郎物語-』)が受賞した。