世界的に普及が進む「テレマティクス保険」とは? 日本にはどんなものがある?

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新しい自動車保険として注目されている「テレマティクス保険」。どんな特徴があるのか?

 交通事故の減少を目指し、安全運転を支援する取り組みが進んでいる。そのひとつが「テレマティクス保険」だ。車に設置するカーナビやドライブレコーダーなどから運転情報を収集し、その情報をもとに保険料を算出する仕組みで、欧米では2020年には契約件数の3割を占めるといわれている。日本の保険会社にも用意され始めているので、今回紹介していこう。

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■あいおいニッセイ同和損保/個人向けも法人向けも幅広く展開

 あいおいニッセイ同和損害保険の「つながる自動車保険」は、契約車に装着されたカーナビから、スマートフォンまたは指定の車載通信機を通じて走行距離などの情報を収集し、保険料の算出や「安全運転アドバイス」に活用される。無駄のない合理的な保険料が算出されるのが特徴だ。

 また、富士通と協業で法人向けのサービス「ささえるNAVI」も開始。クラウド対応通信型業務用ドライブレコーダーを使って安全運転を支援するもので、導入した契約者の保険料は6%割引される。運転手の運転について診断されるので指導書の作成が楽になり、車両の位置から加速・減速の状況までリアルタイムに把握することもできる。衝撃を検知した際も通知されるため、迅速な対応が可能となる。

■ソニー損保/"やさしい運転"の度合いで保険料をキャッシュバック

 ソニー損害保険の「やさしい運転キャッシュバック型」は、無料で貸し出される小型計測器「ドライブカウンタ」を契約車両に設置し、加速や減速の発生状況を計測。急発進および急ブレーキの少ないスムーズな運転であれば、保険料がキャッシュバックされる仕組みだ。計測器に表示される結果(点数)に応じてキャッシュバック率が決まり、設置期間が180日間以上など所定の条件を満たせば申告できる。

 チューリッヒ保険も、テレマティクスを活用した次世代型新商品の開発などに向け、同社オリジナルのドライブレコーダー「Z-Assist」の利用者から走行データを集めている。まだ数は少ないが、今後はどんどんテレマティクス保険が登場してくるはずだ。

文/ロックスター 佐藤