向井理の仕事論、「つらいことへの向き合い方で評価は変わる」

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仕事は「難しいからこそやりがいがある」と語ってくれた向井理 (C)oricon ME inc.

 テレビドラマ、映画、舞台、さらにはドキュメンタリー番組のナビゲーターまでこなす俳優・向井理。12月3日より公開となる最新主演作映画『RANMARU 神の舌を持つ男』では、舐めたものの成分をすぐに解析できる特殊能力"絶対舌感"を持った「変人」キャラを演じている。難しいからこそやりがいを感じるという仕事における"向井流"の向き合い方を、オリコンのライフスタイルWEBマガジン「OLIVER」に語ってくれた。

【写真】「変人」キャラを演じる向井理の劇中カット

◆"普通の主人公像"を捨てた役作り

――主人公である蘭丸は丸メガネに坊ちゃん刈りスタイルで、劇中ではふんどし姿を披露したりと普段のクールなイメージの向井さんからは想像できない役柄でしたね。
<向井理> 「蘭丸をどんな人にするかというのは、すごく考えました。特殊能力があるというのを抜きにすると、世間知らずで恋愛経験も常識も無い"少年"なんだということにたどり着いて。純粋でいて、小学生がなぞなぞを解いていくような感覚の役作りをしました。体育座りの仕草は特徴的なので、蘭丸のかわいらしさに繋がっていればいいなと思います。いかに嫌われず、愛されキャラになれるかをテーマにしていました」

――今作では愛されキャラになる、ということがひとつのテーマだったということですが、役に向き合う際に意識していることはありますか。
<向井理> 「本来主人公は、作品の中で筋が通っていないと駄目だと思っているのです。だけど今回はあえて、思いっきりブレていいと思ったのですごく掴みどころのない人になった気がします。キャラクターの性質にもよるんですが、"普通の主人公ならこういうことはしない"という固定概念は捨てて臨みました」

――ということは演じていて新鮮に感じることも多かったのでしょうか。撮影中、監督とはどのような意識合わせをしていましたか。
<向井理> 「実はこんなにもひとつも共通点や共感できる部分がない役柄は珍しいです(笑)。常に僕ら俳優は、監督の理想を形にするというのが最初のハードルとして立ちはだかります。それでいて理想というハードルをさらに超えていくのが出演者としての使命だとも感じました」

◆最後に楽しかったと笑えたら素敵なこと

――俳優業だけでなく、すべての「仕事」は向井さんの中でどのような存在ですか。
<向井理> 「僕は仕事に一生懸命になっていたいタイプなんです。基本的に仕事はつらさがつきもので、そこに楽しみを求めすぎるのは違うかなって思っています。

 みなさんもそうだと思うのですが、仕事は大変なものだし、努力しないといけないものだけど、難しいからこそやりがいがあるとも思います。難しいことに対してどのように取り組むか、嫌だと思うことにどれだけ一生懸命になれるかで、周囲からの自分の評価も変わる気がします」

――シンプルな心がけというか、気持ちの持ちようですよね。忙しい仕事の合間、どんな風にリフレッシュしていますか。
<向井理> 「一生懸命仕事をやって、趣味の燻製をして、美味しいお酒を飲むときが僕の一番幸せな瞬間です。つらいことがあっても、結果的に楽しかったって笑えたらそれは素敵ですよね」