魚喃キリコ原作『南瓜とマヨネーズ』臼田あさ美主演で実写映画化

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魚喃キリコ氏の代表作『南瓜とマヨネーズ』を実写映画化(11月公開)。主人公「ツチダ」を演じる臼田あさ美

 『blue』『strawberry shortcakes』など知られる漫画家・魚喃キリコ氏の代表作『南瓜とマヨネーズ』が、女優の臼田あさ美主演、太賀、オダギリジョーらの出演で映画化される。メガホンをとるのは、『パビリオン山椒魚』『パンドラの匣』『ローリング』などの冨永昌敬監督。音楽監修・劇中歌制作は、やくしまるえつこが担当する。今年11月、東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開予定。

魚喃キリコ氏『南瓜とマヨネーズ』書影

 同棲中の今彼「せいいち」のミュージシャンになる夢を支えるため、キャバクラで働いていた主人公「ツチダ」。そのことをしったせいいちは心を入れ替え働き始める。そんな矢先、ツチダにとって今でも忘れられない昔の恋人「ハギオ」と偶然、再会。過去の思い出にしがみつくようにハギオにのめり込んでいくツチダだったが...、というストーリー。

 もろく崩れやすい日常の大切さを説きながらも、女性の切ない恋模様をリアルに描いた原作世界を忠実に再現。「壁ドン」「顎クイ」など過剰な演出は避け、20代半ばに誰もが経験するような甘く切ない恋のほろ苦さ、そして人には言えない葛藤を描いた心に突き刺さる等身大の恋愛映画を目指した。

 今彼と元彼の間で揺れる主人公を演じた臼田は、原作を初めて読んだ頃から演じてみたいと思っていた作品に出演した喜びを「映画を作りました、と。こうして皆さまに伝えられること、ツチダとして過ごした時間、せいちゃんが太賀さんだったこと、ハギオがオダギリさんだったこと、すべてが尊くて、大切で、うれしいです」と語り、自身にとっても約5年ぶりの主演作に感慨もひとしお。

 ミュージシャン志望のせいいちを演じた太賀は「原作ファンの方にも映画ファンの方にも納得していただける作品になっていると思います。どうか楽しみにしていてください」とコメントを寄せた。

 オダギリは冨永監督の商業長編デビュー作『パビリオン山椒魚』(2006年)に主演して以来、約11年ぶりに冨永組に参加。自由奔放で女にだらしないが、どこか憎めないハギオを好演している。

 ほかに、ツチダのキャバクラでの同僚役に清水くるみ。ツチダがせいいちとの生活費を稼ぐために愛人関係になるサラリーマン・安原役に光石研。優しく厳しい眼差しでせいいちを見守るバンド仲間に浅香航大、若葉竜也、大友律、岡田サリオらが出演する。