小澤征悦、「棚からぼたもち」の心がけで海外進出 『クリミナル・マインド』に出演

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WOWOWで放送中の米ドラマ『クリミナル・マインド 国際捜査班』第4話にゲスト出演する小澤征悦 (C)ORICON NewS inc.

 2月14日よりWOWOWで放送開始した米ドラマ『クリミナル・マインド 国際捜査班』(二ヶ国語版 毎週火曜 後11:00/字幕版 毎週水曜 深0:00、全13話)の第4話に、日本の俳優・小澤征悦(42)が警視庁の刑事役でゲスト出演する。昨年公開の米映画『JUKAI-樹海-』でハリウッド映画デビューを果たした小澤が、続けざまに米国のドラマに出演。主役も脇役もできる役者として、さまざまなドラマや映画に出演してきた小澤が、海外進出を加速させる胸中とは?

【場面写真】『クリミナル・マインド 国際捜査班』第4話より

■ハリウッドデビューは「一日にしてならず」

 世界的指揮者の小澤征爾を父に持ち、米サンフランシスコで生まれた小澤。そもそも役者の仕事に就くきっかけが米国にあったという。

 「21歳の時、日本で通っていた大学を1年休学して、ボストン大学に留学しました。最初は英語を学ぶ目的でしたが、昔から好きだった映画制作についても学んで、その流れで芝居の勉強をして、日本に戻って23歳で役者の仕事をはじめました。それからは、がむしゃらに自分にできることをやっていく、それだけで精一杯でしたが、幸運にもたくさんのチャンスと出会いに恵まれまして。30代半ばくらいから、足元もだいぶ固まってきたし、海外の作品にチャレンジしてもいいんじゃないか、と思うようになって。事務所にも協力してもらって、オーディションの情報を集めるところからはじめました(笑)」。

 『JUKAI-樹海-』は、そのオーディションで役を勝ち取った。「この作品が決まるまでに、何回もオーディションを受けて、落ちているんです。ローマは一日にしてならずというか、ね」。

 しかし、『クリミナル・マインド』はオーディションではなく、プロデューサーからのオファーだった。「『JUKAI-樹海-』のプロデューサーさんが『今度、ドラマのプロデューサーを紹介するよ』と言ってくれました。まぁそういう口約束はありがちなんですが、帰国して、映画『ディズニーネイチャー/クマの親子の物語』(2015年公開)の日本語ナレーションの仕事をした時に、日本のディズニーのプロデューサーさんが『本国のドラマのプロデューサーが日本人の役者を探しているから』と僕のことを推薦してくださったんです。ロスでドラマのプロデューサーさんとお会いしたら、『ぜひ出てくれ』ということになって。その彼が言うには、『JUKAI-樹海-』のプロデューサーさんからも僕のことを聞いていたって。人の縁って大事ですね(笑)」

■成功の秘けつは「棚からぼたもち」

 どこに自分のチャンスがあるのか、いつそれがめぐってくるのかわからないものだが、小澤は「ただの偶然ではない」という。「棚からぼたもち」ということわざを例に、チャンスをつかむための心がけを語った。

 「棚からぼたもちが落ちてくるなんて、ほぼあり得ない状況を、あるかもしれないと思えるか、どうかから始まるんです。落ちてくるわけない、と思っていたらきっとつかめない。落ちてくるかもしれないと思って棚を見ていたら、本当に落ちてきた! 次は、とっさに動けるかどうかです。気づくのが一瞬遅かったら取れないかもしれない。落ちてくるかもしれない、とアンテナを張っておくこと。落ちてきた時に逃さずつかむ行動力が大事。諸説あると思いますが、私はこの説を支持します(笑)」。

 小澤がゲスト出演する『クリミナル・マインド 国際捜査班』は、アメリカ全土を管轄とする犯罪捜査機関FBI(連邦捜査局)に実在する"行動分析課"をモチーフにしたドラマシリーズ「クリミナル・マインドFBI行動分析課」のスピンオフ作品。海外で凶悪犯罪に巻き込まれた可能性がある米国人を、現地警察と協力し合いながら救助する国際捜査班(IRT)が登場。世界各地に飛び、それぞれの国の文化・土地柄・慣習・信仰などと悪戦苦闘しながら、犯罪の被害者たちを救おうとする姿を壮大なスケールで描く。

 第4話では、日本の青木ヶ原樹海での自殺に偽装された連続殺人事件を捜査することになり、警視庁の刑事リョウ・ミランテ(小澤)がIRTのサポートに就く。

 「日本が舞台ですが、すべてロスで撮影しています。樹海のシーンは...住宅街にある公園で撮影しました(笑)。築地市場にも行きますが、セットです。IRTのメンバーが移動に使う専用飛行機も日本円にして7000万円くらいの費用をかけて本物さながらに作られています。そんな現場を経験できたこと、一人の役者として初心に帰ることができたのは何よりの喜びでした。逆に日本で作るドラマや映画の良さも再発見できました。海外の作品に挑戦していいなと思うのは、そういう相乗効果にあるのかな。これからも人との出会い、作品との出合いを大切にしていきたいです」。