中村獅童、歌舞伎新時代を模索 初音ミクと共演に手応え

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
『今昔饗宴千本桜』で主演を努めた中村獅童 (C)ORICON NewS inc.

 優れた制作活動を行った個人やグループを表彰している『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'16/第22回AMDアワード』(主催:一般社団法人デジタルメディア協会)の授賞式が13日、都内で行われた。最高賞の「大賞/総務大臣賞」には、昨年4月の『ニコニコ超会議2016』で上演された超歌舞伎『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』が選出され、主演を務めた歌舞伎俳優・中村獅童が登壇した。

【動画】中村獅童、ピコ太郎、MIKIKO、BABYMETALらAMDアワードを受賞

 同舞台は代表的なボカロ曲「千本桜」と、歌舞伎の人気演目「義経千本桜」を融合させた意欲作。大正百年から始まり、初音未來(ミク)と靑音海斗(獅童)が3つの時空間をさかのぼっていき、“千本桜”をキーワードに、今と昔をつないでいく物語。上演当時、統芸能とネットカルチャーの異色コラボとして話題となった。

 新境地に挑戦した獅童は「デジタルと歌舞伎の伝統が融合するかどうか、私も不安で我々にとってもチャレンジでしたがなんとか融合できてよかったです」と回顧。初音ミクとの初共演については「大変、芸達者な方で随分と助けられた。人気者とご一緒するので緊張しましたけど、若者の方が作品を盛り上げてくれて助けられました」と笑顔で話し、充実感をにじませた。

 受賞のスピーチで「亡くなった(中村)勘三郎兄さんに『お前は歌舞伎を観たことがない若者を振り向かせることができる男なんだよだ』と、15年前に言われた」と秘話を告白した獅童は「その言葉は今でも胸に残っておりますし、肝に命じて、これからも歌舞伎を広めていける役者になれるよう日々精進していきたい」と力強く語り「歌舞伎を観たことのない方々に観ていただきたい思いも強い。これからもそういう活動をしたいし、それが私の使命だと思ってる」と、改めて歌舞伎界への尽力を誓った。

・各賞は以下の通り。
■大賞・総務大臣賞:超歌舞伎『今昔饗宴千本桜』
■AMD理事長賞:PPAP
■年間コンテンツ賞「優秀賞」:ガリガリ君TVCM「値上げ」/『君の名は。』/『この世界の片隅に』/『シン・ゴジラ』/『逃げるは恥だが役に立つ』/PlayStation VR/BABYMETAL/Pokemon GO/『ユーリ!!! on ICE』/リオ2016オリンピック閉会式 東京2020 フラッグハンドオーバーセレモニー
■審査員特別賞:MIKIKO
■功労賞:シブサワ・コウ
■リージョナル賞:ゆけ、シンフロ部!