細田守監督、新作は自身の子どもからヒント「すごく刺激を受けています」

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『時をかける少女』(06年)や『サマーウォーズ』(09年)、『バケモノの子』(15年)を手掛けた細田守監督が次回作へのヒントを明かした (C)日本テレビ

 『時をかける少女』(06年)や『サマーウォーズ』(09年)、『バケモノの子』(15年)を手掛けた細田守氏が監督、脚本、原作を担当した映画『おおかみこどもの雨と雪』(12年)が24日、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(後9:00)で放送されるのに合わせ、改めて細田監督が作品に込めた思いや現在の状況などを語った。

【場面カット】細田守監督作品『おおかみこどもの雨と雪』を放送

 2人の子どもを持つ細田監督は、映画製作の際には身近な人からの影響が強いそうで、新作についても「2人のきょうだいの中で起こっていることが面白くて。世の中でこんなに面白いことがあるんだって、すごく刺激を受けています」とヒントを明かす。すでに絵コンテ作業に取り掛かっている細田監督は「大人になると人は社会にもまれ、ガードが固くなり、分厚い殻に覆われてしまいますよね。でも、子どもはそんな殻はありません。子どもを見ていると人間の本質が感じられます。そこで人間が"愛"を取り戻すというような展開になるんですが、詳しくはまだ言えないんですよ(笑)」と期待をあおっている。

 "おおかみおとこ"と運命的な出会いを果たし、女手ひとつで"おおかみこども"を育てることになった大学生、花の13年間を描いた物語である『おおかみこどもの雨と雪』は自身の母親がきっかけになった作品。「母親が亡くなって、自分が母親の幸せにどれだけ貢献できたのかを知りたくて、この作品を作り始めました。同時に僕には子どもがなかなかできなかったので、子育てへの憧れがあったんです」と細田監督。

 「誤解を恐れずに言えば、一番作りたかった映画かもしれません」と強い想い入れをもって製作され「それほど自分の中では特別な作品なんです。100年もの歴史がある映画は、人間のあらゆる人生を網羅していると思えるじゃないですか。ところが、案外そうでもなくて、まだまだ映画になってない人生の喜びや悲しみの要素はいっぱいあるんだって気づいたんです。富野由悠季監督からも、そのような言葉をいただいて、とてもうれしくて。それを目指すことこそ、作り手として大事なことなんだと改めて感じました」と噛み締めている。