チケット転売&ダフ屋対策、法制化に前進 武田鉄矢、サカナ山口、室伏広治らが要望

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現状報告会『チケット高額転売に関する法規制について』に出席した(左から)三原じゅん子、武田鉄矢、石破茂、山口一郎、室伏広治 (C)ORICON NewS inc.

 深刻化する「チケット高額転売とネットダフ屋行為」の抑止に向けた現状報告会『チケット高額転売に関する法規制について』が7日、東京・千代田区の衆議院第二議員会館で行われ、『ライブ・エンタテインメント議員連盟』の会長を務める石破茂衆議院議員をはじめ、音楽業界関係者、舞台・コンサート関係者、アーティスト代表として武田鉄矢、5人組バンド・サカナクションの山口一郎らが出席した。

【写真】金八先生で共演した武田鉄矢&三原じゅん子

 今年4月に同議員連盟が法整備に向けた報告会を行ったほか、6月には日本音楽制作者連盟など業界4団体がチケットの定価取引を仲介するリセールサイト「チケトレ」をスタート。先月8日にはオークションサイトの「ヤフオク!」が転売目的で入手したチケットを出品禁止としたことを発表するなど、課題解決へ向けた取り組みが各所で進められている。

 今回の会合では、2019年のラグビーワールドカップ、翌20年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、スポーツ界での転売問題にも目を向けるべく、陸上男子ハンマー投げの五輪金メダリストで東京五輪・パラリンピック組織委員会のスポーツディレクターを担当する室伏広治氏を迎えて、広く意見を募った。

 会合後に行われた記者会見には、石破議員、三原じゅん子参議院議員、武田、山口、室伏氏らが出席。石破議員は「議員連盟として法案の骨子を了承しました。案件の性質上、一刻も早く成立させたいと思っているので、(来年の)常会(通常国会)に提出できるように、党内の手続きを進めながら、公明党さん、野党の皆さんとも相談していきたい」と法制化に向けて進展があったことを報告した。

 武田は「ダフ屋というものは昔からありましたが、私どもが若い頃はスケールもそんなに大きくなかったですが、ネットを挟んでかなり悪質になっている。その手の方々の利益のために、観客の方が迷惑・不都合になることがないよう、法律で守っていただきたい」とコメント。山口も「コンサート後にファンの方々と話す機会があったのですが『3~4万円出して、コンサートに来ました』と自慢する人がいます。そのお金がミュージシャンに還元されないことを知らない人も多いので、こういったことをきっかけに知っていただきたい」と言葉に力を込めた。

 スポーツ界を代表して、室伏氏も「東京オリンピック・パラリンピックを、できるだけ多くの方々に生で体験していただくためにも、フェアに見ていただきたいです」と呼びかけていた。