ネット証券のMRF メリットと注意点を解説

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ネット証券でよく聞くMRF。内容やメリット、注意点を解説(画像はイメージ)

 ネット証券で取引を始めると、MRFという言葉を耳にするだろう。これはいったいどのようなものなのか、内容とメリット、注意点について解説しよう。

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■MRFは投資信託の一種

 MRFは、Money Reserve Fundの略称でそのまま「エムアールエフ」と読む。安全性の高い公社債(国債や地方債、社債などのこと)で運用される投資信託の一種だ。1円以上1円単位で購入でき、購入した日に換金もできる。

 証券総合口座専用の投資信託とも呼ばれ、ネット証券で口座を開設する際、MRFに自動的に申し込みとなるケースもある。入金したお金や投資商品を売却したお金、分配金、株の売却益や配当金は自動的にMRFで運用される。

■一般的な投資信託や普通預金との違いは?

 MRFは1円以上1円単位で購入できるため、感覚としては銀行の普通預金と似ているだろう。一般的な投資信託は株式や債券などで運用されるが、MRFは株では運用されず、基本的に債券だ。また、投資信託のように販売手数料や信託財産留保額などの手数料はかからない。

 MRFの利回りは、取引先のネット証券で確認できる。MRFは複数の商品があるが、2018年7月12日現在のMRFの利回りは、0.0000%が多く、まれに0.0003%というものもある。普通預金の金利(都市銀行で0.001%等)のほうが若干高めだ。

■注意したいポイントは?

 MRFは普通預金に似ているが、預金のように元本が保証されておらず、あくまで投資信託の一種だ。そのため、元本が保証されていない点は注意したい。ただし、公社債という安全性が非常に高い商品で運用されているため、それほどリスクはないといっていいだろう。

 基本的にはMRFでお金を増やすというよりも、ネット証券で金融商品を売買するために、一時的に置いておくお金と考えた方がいいだろう。

(ライター/西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。2児の母。これまでに1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材を行うほか、女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修なども行っている。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。

(校閲/株式会社ぷれす)