STU48、“出張公演”で劇場への想い語る「船上劇場には夢しかない」

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
AKB48劇場で「出張公演」を行ったSTU48の(左から)薮下楓、岡田奈々、瀧野由美子、岩田陽菜、石田千穂(C)STU

 AKB48の姉妹グループで瀬戸内7県を拠点に活動するSTU48が26日、東京・秋葉原のAKB48劇場で「出張公演」を行い、持ち歌や先輩グループのカバーを含めて全22曲をフレッシュにパフォーマンスした。

【ライブ写真】NMB48の「ナギイチ」などカバーも披露

 STU48がAKB48劇場で出張公演を行うのは1月6日以来半年ぶりで、1月31日のCDデビュー後は初。デビュー曲「暗闇」、キャプテンの岡田奈々(AKB48兼)が参加した坂道AKBの「誰のことを一番 愛してる?」でスタートすると、SKE48の「Darkness」、NMB48の「暗闇求む」と闇つながりのカバー曲、さらにはNMB48のダンスナンバー「Don’t look back!」でたたみかけた。

 「少女たちよ」の曲中では瀧野由美子の「STU~」の掛け声でメンバーと観客が「48!」と声をそろえ、「AKB参上!」をアレンジした「STU参上!」をパフォーマンス。「君のことが好きだから」では途中から広島弁で「君のことが好きじゃけぇ」と歌い、瀬戸内の名所や名物を歌った「STU48」でも爆発的な盛り上がりを見せた。

 アンコールでは、乃木坂46「夏のFree&Easy」、NMB48「ナギイチ」、SKE48「ごめんね、SUMMER」、AKB48「真夏のSounds good!」をカバーし、夏曲のオンパレード。ラストは入場前に配布されたメンバー手書きの歌詞を手に、ファンも一体となって「瀬戸内の声」の大合唱となり、メンバーは目をうるませていた。

 AKB48の14期生で7年目となる岡田は、STU48としてAKB48劇場で公演を行うのは今回が初めて。公演中には「信じられないくらい緊張していてお腹が痛い」と告白していたが、昼公演終了後の囲み取材でも「いつも立っている劇場なのに別空間に感じてしまって、すごく新鮮で、すごく緊張しました」と明かした。

 一方で、ダンスナンバーをなんなくこなすメンバーの成長ぶりに目を細め「正直、STUのみんながこんなにハードなセットリストで難易度の高い楽曲をやっているということが本当に信じられない。1月の公演ときょうの公演を比べるとすごい成長です。ダンスナンバーや元気の出る曲も多くて、一人ひとりが練習を頑張ったんだなと思います。磯貝花音ちゃんや今村美月ちゃんといったダンスがうまいメンバーが教えてくれるので、みんなに頼りまくっていて、頼もしい。背中を見せるというより、私がみんなの背中を追っています」と“末っ娘”グループのパフォーマンスに太鼓判を押した。

 STU48は、西日本豪雨でメンバーやスタッフも直接的、間接的に被害を受け、8月29日に発売予定だった2ndシングルのリリースを延期、今夏就航予定だった船上劇場のオープンも見送られた。今回の出張公演では、23・24日の新潟のNGT48劇場を皮切りに、26・27日はAKB48劇場、28・29日には名古屋・栄のSKE48劇場、8月17日には大阪・難波のNMB48劇場と姉妹グループの劇場を回り、各地で街頭募金も行っている。

 劇場オープンは延期になったとはいえ、メンバーは夢いっぱい。瀧野は「船上劇場の名前が決まって、私たちの劇場に向けてという気持ちが強いです。この劇場でたくさんのことを学んで、船上劇場ができたときに楽しい劇場になるといいなと思っています。自信を持って『私たちの家です』と言えるようなアットホームな劇場にしたい」と期待。薮下楓は「船上劇場には夢しかないと思っています。AKB48グループが大事にしてきた劇場の伝統は守りつつ、STU48で新しい何かに挑戦して、メンバーやファンの皆さんで一緒に作っていく劇場に」と目を輝かせた。

 岩田陽菜はSTU48加入前、ファンとしてHKT48劇場に行ったことがあるといい、「メンバーの皆さんと目が合ったような気がしました。劇場の近さを感じられて、来てくださった皆さん全員が満足できるような劇場に」と声を弾ませ、石田千穂は「劇場は夢をかなえていく場所だと思うので大切にしたいですし、瀬戸内の名産物を置いたりして、瀬戸内の良さを広めていたたら」と提案。岡田は「カフェとかできたらいいね。瀬戸内の名物とかお土産とか置いたり」と賛同し、「AKB48劇場の良さを活かせたら。よく柱が邪魔って言われるんですが、醍醐味だと思っているので、柱を立ててもいいんじゃないかな。船の構造的にもあったほうがいいと思う」と名物の“二本柱”継承を訴えていた。

 船上劇場とあって船酔いを心配する質問が飛ぶと、乗り物酔いするという薮下は「本当にやばい」と怖がり、岡田が「ファンの方も船酔いするかもしれないから対策を考えないと」と話すと、瀧野は大まじめに「オフィシャルの袋を用意するとか。かわいい袋」と提案し、報道陣を爆笑させていた。

 あすも同所で公演を行い、SKE48劇場、NMB48劇場公演と続いていくが、薮下は「いろんな劇場で他のグループのファンの皆さんに『STUいいじゃん』って納得してもらえるように、『船上劇場にも行くよ』って言ってもらえるようなパフォーマンスをすることに出張公演の意味があると思っているので頑張りたいと思います」と気合いを入れていた。

 昼・夜公演ともに、石田千穂、石田みなみ、磯貝花音、市岡愛弓、今村美月、岩田陽菜、岡田奈々、甲斐心愛、門脇実優菜、新谷野々花、瀧野由美子、田中皓子、土路生優里、福田朱里、薮下楓、中村舞の16人が出演した。