【18年4月期ドラマ賞】田中圭主演『おっさんずラブ』が“最も質の高いドラマ”に選出

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「第12回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で作品賞に輝いた、土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』 (C)テレビ朝日

 オリコンによるエンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する質の高いドラマを表彰する「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」。18年4月期の主要ドラマを対象とした第12回目の「作品賞」は、“おっさん同士”のピュアな恋愛模様をドラマチックに描いた土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)が受賞。また、同作で主人公を心の底から愛するキュートな“ヒロイン”を好演した吉田鋼太郎が「助演男優賞」を獲得し、『おっさんずラブ』が2部門を制した。

【動画コメント】吉田鋼太郎、主演・田中圭を“愛した日々”語る

◆人が人を愛することを真正面から描くことで好感を呼んだ

 主人公は、天空不動産の営業所で働く33歳の春田創一(田中圭)。人は良いが、実家で何不自由なく暮らしてきたことが仇となり、女好きだがモテない。同作はそんな春田が、営業部長で55歳の黒澤武蔵(吉田)、高学歴の後輩社員・牧凌太(林遣都)から愛の告白を受けることからスタートする“規格外”の物語。

 「男性が男性を好きになる」という設定で描く、非常にチャレンジングな作品ゆえに、少しでも方向性やバランスを間違えば、批判を受ける難しさもあっただろう。しかし、本作は「王道のラブストーリー」として、人が人を愛することを真剣に、真正面から描くことで、その課題をはねのけた。コメディ要素の強さも注目すべき点だが、ピュアさを貫いたからこそ成立し、また視聴者の心をガッチリと掴むことができたと言える。

◆応援したくなる、愛すべき登場キャラクターたち

 また、このドラマの成功には、“はるたん”こと春田をはじめとする、登場人物が皆、愛すべきキャラクターであったこと。その役を俳優陣が絶妙なバランス感で演じ、支えた部分も大きい。今回はキャストによるアドリブも多々、作品に活かされたというが、そんな余白を作りながらも確かに胸を打つ脚本、現場の雰囲気の良さ、全ての要素が見事にハマり、本誌によるドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」では、全話で90Pt台をマーク(100Pt満点)、最終話では自己最高の98Ptを獲得した。

 SNSの活用も見事で、Twitterでは「#おっさんずラブ」が世界トレンド1位になるほど大反響を呼んだ。放送後も関連情報が出る度に話題を集め、主演を務めた田中圭が国内外でブレークするなど、一大ブームを作ったことからも、ほぼ満場一致での決定となった。なお、プロデュースを手掛けた貴島彩理氏の受賞コメントは以下の通り。

■作品賞:『おっさんずラブ』貴島彩理プロデューサー

 純粋にうれしい気持ちでいっぱいです。この場にいないキャストや、見えないところで全力でがんばってくれたスタッフたちに、今すぐ走って伝えに行きたいです。『おっさんずラブ』は、現代の男女の恋愛観を切り取ろうとした企画が、たまたまおっさん同士の純愛ドラマになっただけ。“王道の恋愛ドラマ”として、老若男女だれもが経験したことがある“恋する気持ち”をまっすぐ描くということを掲げて作ってきました。

 今も視聴者の皆様がこんなにも各キャラクターを応援してくださるのは、座長の田中圭さん、吉田鋼太郎さん、林遣都さんをはじめ“嘘なく役を生きる”ことを大切にしてくださったキャストの皆さん、彼らの生み出した繊細な空気をそのまま映像として切り取ろうと奔走してくれたスタッフの皆さん、誰よりこのドラマを“王道恋愛ドラマ”と信じて土台を作ってくださった脚本家と音楽チーム。全員が愛
を持って作品作りに臨んでくれたおかげで、誰かの心に届く力が宿ったのだと思います。ありがとうございました。

※「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」とは、オリコンのグループ会社oriconMEが発行する、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する「質の高いドラマ」を表彰する賞。視聴者の評価は、『コンフィデンス』が毎週、約700名を対象に調査しているドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の累積平均データを使用。審査員の投票結果と合計したうえで、最終的には有識者18名による審査会で決定する。