『“平成・夏ソング”ランキング』1位はゆずの「夏色」

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平成にリリースされた、平成ソングであなたが選んだ「夏ソング」はどの曲!? (C)oricon ME inc.

 海水浴や花火大会、夏祭りなど、夏はイベントが盛りだくさん。そんな解放感のある季節をさらに盛り上げてくれるのが“夏ソング”の存在だ。来年5月からは新元号が始まることで、今年の夏はいわば平成ラストサマー。そこでORICON NEWSでは平成(1989年~)に発売された楽曲をもとに、『“平成 夏ソング”ランキング』を調査。その結果、ゆずの【夏色】が1位に選ばれた。

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■ゆずの名を一気に世間に知らしめた爽やかなアコギソングが1位に

 1位に選ばれた【夏色】は、1998年6月3日に発売されたゆずのメジャーデビューシングル。路上ライブを行っていた彼らならでのアコースティックギターのイントロから爽やかな恋心を描き、一躍彼らをブレイクに導いた。2017年にはロッテ『爽』のCMソングとして起用されるなど、夏のスタンダートナンバーとして長年愛され続けている。作詞・作曲の北川悠仁は同曲に「パンツ一丁で作ってたんですけど (笑)、その曲に誰かが共感するなんて思ってなかった」と公言している。

 主な支持の声としては「元気になれる。夏だなーって思えるし、ギラギラしていない爽やかな曲」(東京都/10代・男性)、「この歌を聴くと暑い夏も爽やかに感じるから」(徳島県/40代・女性)など老若男女問わず爽やかでポップな楽曲のイメージに感銘を受けている。さらに、「コンサートでいつも盛り上がる曲。夏の躍動感が感じられる」(福島県/40代・男性)とデビューから20周年を経て、ゆずのライブでも欠かせない1曲として、親しまれていることを挙げた声も散見された。

■夏の代名詞であるサザンからファン人気の高い名バラードが2位に

 2位となったのはサザンオールスターズの【真夏の果実】で、50代からの支持では1位に。作詞・作曲の桑田佳祐が監督した映画『稲村ジェーン』主題歌として、平成2年の1990年のリリースから長きに渡って人気を誇っている。「勝手にシンドバッド」、「涙のキッス」、「エロティカ・セブン」など夏ソングの多いサザン。その中でも「真夏の果実」は2008年に行った『真夏の大感謝祭LIVE』を前にした公式ファンのリクエスト投票では1位に輝いたほど、代表曲の一つとしても知られている。

 夏の恋を振り返るような情感のあるラブバラードで、「あっという間に終わってしまう夏の切なさを強く感じる」(東京都/50代・男性)、「夏ソングは明るい歌が多いと思うけど、この曲はしっとり落ち着いた曲なのに夏を感じられるところが好き」(石川県/20代・女性)と、切なさやしっとりした雰囲気を愛聴するリスナーの声が多数だった。また、「聴くと湘南の海が思い浮かぶ」(北海道/50代・女性)、「稲村ケ崎が目に浮かぶ」(東京都/40代・男性)など各地の夏のビーチを想起させる曲としても親しまれている。

■教科書にも掲載! ノスタルジックな夏の名曲が若年層からも人気を獲得

 3位は井上陽水の29thシングル【少年時代】。同名映画の主題歌に起用され、原作の漫画家・藤子不二雄Aが飲み仲間だった井上に曲を依頼して楽曲が誕生した。2位の「真夏の果実」と同じく1990年のリリースだが、音楽の教科書に掲載されるなど、世代を超えて愛されている。2008年にはキリンビールのCMに起用され、また、2013年に日本コカ・コーラ『ジョージア エメラルドマウンテンブレンド』CM、2016年にサントリー『伊右衛門』CMで出演者が歌う形で起用されるなど、さまざまな形で耳にする機会が多い。さらに、宇多田ヒカル、忌野清志郎、柴咲コウ、Acid Black Cherry、デーモン閣下など、多ジャンルのアーティストが数多くカバーしていることでも知られている。

 50代からの支持は2位だが、教科書にも載ることで10代でも5位に入っており「小学校の音楽の授業で歌ったり、私自身が好きなので選びました」(神奈川県/10代・男性)と幅広い世代が支持。ノスタルジックで美しいメロディーの曲調だけに「楽曲と歌声が美しいので、平成の夏の歌として長く残って欲しいから。消費されるような歌ではなく、ずっと残る歌だと思っている」(静岡県/40代・女性)、「海外を含めてカバーも多く、世代や国問わず共感できるメロディー。夏の終わりと平成の終わりもシンクロする」(東京都/40代・女性)と“平成最後の夏”である今年こそ聴きたいという声もあった。

■大ヒットカバー曲、個性的な歌詞で人気の“夏ソング”が続々ランクイン!

 そのほかランキングを見ていくと、4位はWhiteberryの【夏祭り】。オリジナルはバンド・JITTERIN'JINNの1990年リリースのシングル。2000年にWhiteberryが昼ドラマ『ふしぎな話』(TBS系)主題歌としてカバーし、『第51回NHK紅白歌合戦』でも披露。音楽ゲーム『太鼓の達人』の人気曲としても親しまれている。「高校野球のときの応援歌であったから」(神奈川県/20代・男性)、「夏祭りを思い出すとともに、夏の終わりを感じさせられるから」(滋賀県/10代・女性)など応援歌、夏祭りなど夏のさまざまなイベントで起用されて、10代~20代からも支持されている。

 8位はSMAPの【BANG! BANG! バカンス!】。2005年にリリースされ、作詞は脚本家の宮藤官九郎、作曲・編曲はSMAPの「SHAKE」、「ダイナマイト」、「らいおんハート」なども手がけているコモリタミノルが担当。当時、テレビ朝日系スポーツ中継のテーマソングに起用された。「木村」、「稲垣」の名も歌詞に登場するユニークな歌詞に「楽曲のノリの良さと夏だからハメを外してもいい、というような歌詞の内容が曲調とマッチしており、幅広い世代が口ずさめる曲だから」(北海道/20代・女性)の声が散見された。また、「解散してしまい5人で歌う姿を見る事は難しいと思うのが残念。楽しく盛り上がって歌うのが大好きです」(愛知県/30代・女性)という意見もあった。

 世代によって音楽の趣味は大きく異なるものだが、夏ならではの解放感をもたらしてくれる楽曲がランクインした今回のランキング。アップテンポな曲だけでなく、哀愁のあるバラードもランクインするなど、うだるような暑さと、時折見せる“涼”を感じさせるシチュエーションが同居する、“夏の2面性”が楽曲でも如実に見て取れた。熱中症や天災など注意も必要だが、状況に応じて夏ソングを使い分け、楽しく“平成最後の夏”を乗り切りたいものだ。

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