三浦友和&黒木瞳インタビュー スーパーパワー、愛くるしい声...見どころは「ジャック・ジャック」

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ディズニー/ピクサー映画『インクレディブル・ファミリー』(8月1日より公開中)日本版声優の三浦友和と黒木瞳が、ジャック・ジャックの魅力を語る (C)ORICON NewS inc.

 ピクサー・アニメーション・スタジオによる長編アニメーション作品20作目となるディズニー/ピクサー映画『インクレディブル・ファミリー』(8月1日より公開中)。2004年に公開され、アカデミー賞2部門(長編アニメーション賞、音響編集賞)に輝いた『Mr.インクレディブル』の最新作。日本に先駆けて公開された全米では、『アナと雪の女王』や『トイ・ストーリー3』を抜き、アニメーション作品史上歴代No.1を記録する"インクレディブル"な(信じられない、驚くべき)ヒットとなっている。日本版では、前作で父・ボブ、母・ヘレンの声優を務めた三浦友和、黒木瞳の続投が決定。見どころを聞いた。

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――再び、ボブ、ヘレンを演じていかがでしたか?

【三浦】まさか、あのインクレディブルな家族が帰ってきて、しかも、自分がまた声を担当させていただけるとは思っていませんでした。どんな話だったか、すっかり忘れていたくらいです(笑)。

【黒木】えぇっ!? 私たちが助けにいったじゃないですか!

【三浦】そうでしたね(笑)。

【黒木】私は、やった~、またイラスティガールが演じられる!と、思ってワクワクしました。実写作品でアクションが入る役をやることがほぼないので、イラスティガールは私にとって特別。久しぶりでもブランクを感じることもなく、収録も楽しかったです。

――前作では、ヒーロー廃業に追い込まれた、ずば抜けた身体能力を持つ家族が、窮屈な日常に四苦八苦しながらも再び奮起し、ヒーローとしての仕事と家族の絆を取り戻す物語でした。新作は、その直後を描くということですが...。

【三浦】そこが面白いよね。現実にこれだけ時間が経っていたら、前作から数年後を描いてもおかしくない。末っ子のジャック・ジャックが5歳になっているとか、長女のヴァイオレットが結婚しているとか。でも、そうしなかった。聞くところによると、納得するものができるまで...と、やっているうちにこれだけ時間が経っちゃったんだって。日本だと、ヒットするとすぐ2匹目、3匹目を狙いにいっちゃうけど、そこがピクサーは違うんだろうな。前作のファンはもちろん続きとして楽しめるけど、前作を見ていなくても、今回の『インクレディブル・ファミリー』単体でも楽しめると思います。

【黒木】スーパーパワーを持った家族が、その力を人々を守るために使ってきたのに、そのパワーが驚異的すぎて、人々の生活にダメージを与えてしまうことがあるから、法律でヒーロー活動を禁じられ、能力を隠して生活している、というところが、深い、というか面白いんですよね。

――新作では、ボブとその家族のもとに、復活をかけたミッションが舞い込みますが、それを任されたのは、建物などを破壊する恐れのある怪力の持ち主ボブではなく、ゴムのように伸縮自在のボディを誇るイラスティガールことヘレンでした。ヘレンがミッションを担う一方で、ボブが留守中の家事や育児をすることになります。

【三浦】男性は外で働いて女性は家を守るなんて、今は昔。男性も女性も関係なく働いているから、ヘレンが外で活躍するというのは特別なことではないけれど、「夫が家事を手伝ってくれない」といった世の女性たちの不満の声はなくならないし、家事や育児に慣れない男性がいるのもまた事実なんだよね。それをアニメーションの中で描いている面白さもある。

【黒木】ストーリー的には、前作と比較すると、ヘレンが自分の意見を述べるシーンが増えた気がしました。技術的には、前作からすごく進歩しているんじゃないかしら。家事に奮闘するボブが作ったワッフルが、アニメーションとは思えないくらいおいしそうでした。

――末っ子ジャック・ジャックのスーパーパワーが覚醒してからは(家族の知らないところですでに覚醒していた)、無邪気に放たれるインクレディブルなパワーに翻ろうされて、ボブはかなり大変な目にあいますね。

【黒木】ポスタービジュアルでジャック・ジャックの両目から出ている緑に輝くビーム(Pom Pomビーム)の先にアライグマがいるのですが、本編でもこのアライグマが登場するシーンは見どころだと思うな。さきほど、前作の直後を描いているという話がありましたが、ジャック・ジャックは赤ちゃんじゃなきゃ、『インクレディブル』じゃない。本当に、愛くるしい声なんですよ。

――ジャック・ジャックという名前はブラッド・バード監督の息子さん(ジャック)が赤ちゃんの頃、そう呼ばれていたことからつけられたそうです。実在のジャックは、立派な大人になれていますが...。

【三浦】ブラッド・バード監督にとってはパーソナルな映画なんだろうね。ジャック・ジャックの声は日本版でもオリジナルのままですから。この声だけは吹き替えちゃ絶対ダメだね。今作の見どころはジャック・ジャックと言ってもいいくらい活躍します。

【黒木】すごいパワーがたくさんでてきますので、楽しみにしていただきたいです。もし、3作目があったら『Mr.ジャック・ジャック』になっているかもしれないですよ(笑)。

【三浦】スーパーパワーを持ったヒーロー家族ですが、どこの家庭にでも起こりうる普通の日常も描かれていて本当に面白い。壮大なホームドラマです。たくさんの方に楽しんでいただけたらいいですね。