赤塚不二夫没後10年『フジオロックフェス』開幕 石野卓球も叫ぶ「これでいいのだっ!」

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電気グルーヴ=『フジオロックフェスティバル』 PHOTO:南賢太郎/三橋由美子/カニタマ

 漫画家・赤塚不二夫さんの没後10年をしのぶイベント、『フジオロックフェスティバル』が1日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで開幕した。「ウケるためなら死んでもいい!」とギャグに命をかけた赤塚さんの遺志を継ぎ、音楽と落語と盆踊りによる「バカ騒ぎ」を繰り広げる。

【ライブ写真】本気でバカ騒ぎ『フジオロック』の模様

 まずは「フジオ10年分のおバカ寄席/昼席なのだ」で幕開け。フジオ音頭の出ばやしに乗って登場したのは立川吉笑。各々の噺(はなし)家はマクラで赤塚さんへの思いを面白おかしくつむいでいく。午後5時からの「夜席なのだ」には春風亭昇太や、サプライズ・ゲストにラサール石井も登場した。

 センター広場では、日本一バカな仲間たちとやる「バカ盆踊り」を開催。広場中央に櫓(やぐら)が組まれ、その周囲に張り巡らされた多数の提灯で雰囲気はすっかり夏祭り。午後6時過ぎになるとステージに大友良英スペシャルビッグバンド+芳垣安洋+二階堂和美が登場。櫓にはダンスカンパニー・珍しいキノコ舞踏団の面々が浴衣姿で登り盆踊りを盛り上げた。

 7時過ぎ、ザ・ガーデンホールでは、「ボツ10年ライブ」がスタートした。トップバッターはマキタスポーツ。大友良英スペシャルビッグバンドでは、ラストの「フジオ音頭」で珍しいキノコ舞踏団に赤塚りえ子やフジオ・プロのスタッフが踊り手として登場。ステージと客席が一体となって「フジオ音頭」を踊って大盛り上がりとなった。

 アーティストたちも様々な形で赤塚さんへのリスペクトを表現。電気グルーブのステージでは、石野卓球が「これでいいのだっ!」とシャウトし、ピエール瀧もラストナンバーで「人間大統領っ!」と叫ぶと、モニターには赤塚さんの自画像が映し出された。

 スチャダラパーはオープニングから、舞台『男子・天才バカボン』で使った「Bakananova」で赤塚先生攻め。アニは、かの有名なタモリの弔辞を引き合いに「我々は赤塚作品の一部! 端っこの背景のようなもんですが」と話し、赤塚さん原作の舞台『男子!レッツラゴン』の楽曲「レッツロックオン」を披露。ラストは『41歳の春~』にインスパイアされて作ったという「41 Is The Number」で締め、ステージを降りるBGMには「元祖天才バカボンの春」を流すという徹底した赤塚シフトで、終始赤塚ファンの喝采を浴び続けた。

 『フジオロックフェスティバル』は赤塚さんの命日であるきょう2日にも同所で開催。「ボツ10年ライブ」には、昨年の『バカ田大学音楽祭』にも出演した矢野顕子、THE BEATNIKSらが登場。「バカ盆踊り」もセンター広場で午後5時より行われる。

<フジオロックフェスティバル 2018/1日目 演目&セットリスト>

【フジオ10年分のおバカ寄席/昼席なのだ】
立川吉笑・明晰夢/清水宏・言葉と毒薬/三遊亭白鳥・豆腐屋ジョニー/林家彦いち・遙かなるたぬきうどん/寒空はだか・漫談/柳家喬太郎・諜報員メアリー

【フジオ10年分のおバカ寄席/夜席なのだ】
柳家わさび・うなぎねこ/水道橋博士・これでいいのだ!!/立川生志・青菜/桃月庵白酒・粗忽長屋/寒空はだか・漫談/ラサール石井・スタンダップコミック/鷺とり・春風亭昇太

【ボツ10年ライブ】
マキタスポーツ
01.15の夜音頭/02.トリセツおじさん/03.キラキラ学園

大友良英スペシャルビッグバンド+芳垣安洋+二階堂和美
01.バカボンのパパよりバカなパパのテーマ~これでいいのだ
02.いのちの記憶/03. 地元に帰ろう音頭/04. フジオ音頭

電気グルーヴ
01.B.B.E./02.The Big Shirts/03.顔かわっちゃってる。/04.モノノケダンス/05.Shame/06.Shameful/07. Fake It!/08.MAN HUMAN/09.Baby’s on Fire/10.人間大統領

スチャダラパー
01.Bakananova /02.スチャダラパー・シングス/03.ライツカメラアクション/03.GET UP AND DANCE/05.春マゲドン/06.今夜はブギー・バック/07.レッツロックオン/08.サマージャム2020~’95/09.41 Is The Number