岩井俊二監督、オリジナル恋愛作が映画化 豪華・異色なキャストがズラリ

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主演・松たか子(左上)ら豪華キャストが顔をそろえる映画『Last Letter』

 映画監督・岩井俊二氏のオリジナルラブストーリー『Last Letter』の映画化が決定し、松たか子、広瀬すず、福山雅治、神木隆之介ら豪華キャストが出演することが2日、わかった。4年ぶりの主演に挑む松は、自身初主演映画『四月物語』(1998年)以来、約20年ぶりに岩井組へ参加する。

【写真】メガホンをとる岩井俊二監督

 岩井監督が、初めて故郷・宮城を舞台に選び、自身の原体験を詰め込んだ集大成としてメガホンをとる本作。手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描くオリジナルストーリー。自身初の長編映画『Love Letter』(95年)を感じさせる世界観でありながら、全く新しいエンタテインメントとして作り上げる。2019年公開。

 主人公・岸辺野裕里を松が演じ、裕里の姉・未咲の高校生時代と、未咲の娘(裕里の姪)遠野鮎美の“母娘一人二役”を広瀬。同級生の未咲に恋をし、再会を願って同窓会に参加。、ひょんなことから裕里と文通を始めることになる乙坂鏡史郎を福山、その高校生時代を神木が演じ、二人一役に挑戦する。

 そのほか、新人・森七菜が裕里の娘・颯香と高校生時代の裕里の二役を演じ、新人ならではの瑞々しさで作品を彩り、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズで知られる庵野秀明氏、歌手・水越けいこ、小室等ら各分野で活躍するユニークなキャスティングが実現。音楽は小林武史氏、企画・プロデュースは川村元気氏が担当する。

 岩井監督から再タッグのオファーを受け「とてもうれしかった。一度ご一緒した方に声をかけてもらえると『あっ、嫌われてはいなかったのかな』とも思ったりします」と安堵した様子で喜んだ松。「でも時間は経っているので、“”今”の仕事になるよう、一生懸命頑張りたいと思っています」と改めて気を引き締めると「だいぶ大人になって岩井さんとまたお仕事できる楽しみが今回の役にはあるのかな」と声を弾ませた。

 『Love Letter』の公開から20年以上が経ち、手紙という通信手段はSNSの発達で激減。「手紙を使った物語は現代においては不可能」と半ば諦めかけていた岩井監督だが「ある日それを可能にするアイディアを思いついてしまったところからこの物語の構想がスタートしました。ある夏休みの間に起きた世代を超えた手紙物語です」と含みを持たせる。

 若手、実力派の役者をはじめ、別ジャンルの著名人など“異種格闘技戦”ともいえる布陣で撮影に挑む。岩井監督は「ご一緒するのが初めての俳優さんもいるし、以前お仕事をしたことのある俳優さんもいます。プロの俳優さんもいればそうでない方もいます。そこからどういう化学反応が起きるか今から楽しみです」と期待を膨らませていた。