映画『カメラを止めるな!』上映124館まで拡大 上田監督「映画の力を信じていた」

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映画『カメラ止めるな!』“感染拡大公開御礼”舞台あいさつに出席した上田慎一郎監督 (C)ORICON NewS inc.

 たった2館から公開が始まった映画が、満席続出が話題になり、上映劇場を少しずつ増やして映画ファンの間で話題になっている『カメラ止めるな!』。“感染拡大公開御礼”舞台あいさつが3日、東京・TOHOシネマズ日比谷のスクリーン12(491席)で行われ、上田慎一郎監督(34)、出演者17人、市橋浩治プロデューサーの計18人が登壇した。

【写真】観客からスタンディングオベーションが起きた舞台あいさつ

 同映画は、監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの「シネマプロジェクト」第7弾作品。これまで短編映画で各地の映画祭を騒がせてきた上田監督がオーディションで選んだ無名の俳優たちと共につくった渾身の一作で、“37分のワンシーン・ワンカットで描くゾンビサバイバルムービー”を撮った人たちの物語。

 意表をついた展開で度肝を抜く、挑戦に満ちた野心作の評判が口コミで広がり、映画監督や映画評論家、俳優・タレントなども「日本発の低予算独立系カルト映画として狂おしいほど愛されるはず」(水道橋博士)と、惜しむことなく賛辞を送っている。

 これまでに約6万7000人を動員し、きょう3日からシネコン最大手のTOHOシネマズの日比谷をはじめ7館で上映がスタート(累計16館)、あす4日に2館増え、その後も全国で順次公開がはじまって、累計124館まで拡大することが決定している。

 上田監督ら登壇者は、舞台あいさつ前の上映を客席から鑑賞。大スクリーンでの上映直後や上田監督たちがステージに上がる際には、客席からスタンディングオベーションが起こった。ステージに上がった出演者たちは、大スクリーンに写った自分の姿に驚いていたり、しばらく鳴り止まなかったほどの観客の熱い拍手に感動していたり、それぞれ思いのたけを語り、泣き出す者も続出した。

 上田監督も「ちょうど1年前にこの映画を撮影していまして、その頃はまさかTOHOシネマズの大スクリーンに皆の顔が大きく映る日が来るとは思っていませんでした。想像もしていませんでした、と取材を受けるたびに言っていたんですが、よく考えてみたら、どこかで信じていたところはあって、映画の力を…」と、声を震わせた。続けて、「2館から124館まで広がって本当にすごい奇跡だ、と思っています。スタンディングオベーションがこんなに起こるなんて、そんな映画を僕は知りません。その奇跡があっての今回の奇跡だと思っています」と語っていた。

 登壇した出演者は、濱津隆之(36)、真魚(26)、しゅはまはるみ(43)、長屋和彰(30)、細井学(59)、市原洋(32)、山崎俊太郎(32)大沢真一郎(41)、竹原芳子(58)、浅森咲希奈(23)、吉田美紀(36)、合田純奈(24)、山口友和(40)、藤村拓矢(30)、曽我真臣(35)、佐渡未来(35)、秋山ゆずき(25)の17人。