参院選あす公示 4陣営は臨戦態勢
第21回参院選は12日公示され、29日の投開票に向けた戦いが火ぶたを切る。福島選挙区(改選2)にはいずれも新人で自民の弁護士森雅子氏(42)=公明推薦、民主の元伊達市議金子恵美氏(42)、共産の元福島市議宮本しづえ氏(55)、社民の元会津若松市議小川右善氏(57)の4人が立候補を予定。新人のみによる参院通常選挙は1947(昭和22)年の第1回以来、60年ぶりとなる。自民、民主、共産の3党で競った前回の構図に加え、社民が12年ぶりに公認候補を擁立したことで、政党激突型の選挙構図が明確になった。県内各党は参院選後の政局をにらみ、マニフェスト(政権公約)を掲げて政策を訴える。
県内では、県発注工事をめぐる談合事件に端を発した県政汚職の摘発後、知事選、統一地方選、参院補選と続いて政治構造に大きな変化をもたらした。県内各党には、今後の政党活動の在り方も問われる重要選挙となるほか、中央の政権構造を揺るがしかねない政局までにらみながら党勢拡大を期す。
(2007年7月11日 福島民友参院選ニュース)
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