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参院選、決戦火ぶた 新人4人が立候補

参院選、決戦火ぶた 新人4人が立候補

年金問題などを主な争点にした舌戦が始まり、各陣営が第一声を行った福島市内では選挙カーが交錯するように遊説を繰り広げた=12日午前9時40分、JR福島駅東口

 安倍内閣初の国政選挙で今年最大の「政治決戦」となる第21回参院選は12日公示され、29日の投票に向けて17日間の選挙戦に入った。改選2議席の福島選挙区には、いずれも新人で社民の小川右善氏(57)、自民で公明推薦の森雅子氏(42)、共産の宮本しづえ氏(55)、民主の金子恵美氏(42)の4人が立候補した。新人のみの選挙戦は、参院が創設された1947(昭和22)年の第1回以来。
 選挙戦は、年金問題や「政治とカネ」、格差是正、憲法改正を主な争点に、安倍内閣の政権運営の是非、参院過半数の確保をかけた激戦になる。比例票を含め党勢拡大の課題を背負った4候補は初日、都市部を中心に遊説、支持と政党選択を訴えた。
 福島選挙区の立候補届け出の受け付けは午前8時30分から県庁で行われ、4候補の陣営が届けた。この後、各候補とも小雨が残る福島市中心部で一斉に第一声を放ち、舌戦の火ぶたを切った。
 小川候補は、「護憲」の社民党として12年ぶりの選挙区独自候補。第一声でも改憲反対や、生存権に絡む年金制度の在り方などで安倍内閣の政権運営、国会審議を批判した。比例代表の重点候補をセットに浸透を目指し、介護や農業政策でも支持を訴える。
 森候補は、昨年11月の知事選に続いて全県選挙に臨んだ。初日から、地方や県民生活に表れたさまざまな格差問題をあえて持ち出し、解消に向けて即戦力ぶりをアピールした。自民は県内選挙で3連敗を喫しており、一人必獲の挙党態勢で党再生を期す。
 宮本候補は、4月の参院補選から連続登板。第一声では、定率減税廃止などを例に安倍政権を増税路線と批判、護憲・平和や福祉・医療など党政策への理解も訴えた。共産は比例得票でも県内10万票の目標を掲げており、党勢伸び悩みからの脱却を目指す。
 金子候補は、候補者1人絞り込みの党戦略に応じて国政選に初参戦した。初日の街頭では年金、増税、格差など自民の逆風を意識した論陣を張り、政権交代の必要を訴えた。民主は知事選から3連勝の勢いでトップ当選を目指し、県北から全県域に支持拡大を図る。
 比例代表でも、東北地区の重点候補や政党幹部が初日から県内に入り、支援を訴えた。
(2007年7月13日 福島民友参院選ニュース)

 
 
 

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