「ようやく当選した実感が沸いてきた」と妻弥奈さんと一緒に本紙に目を通す佐藤氏

　参院選比例代表で、自民党公認で初当選した福島市出身の元イラク先遣隊長佐藤正久氏は３０日、地元の同市に戻り、市内２カ所の後援会事務所や同党県連などを回り当選を報告した。
　妻弥奈さんや後援会幹部とともに訪れた同市春日町の事務所では、駆け付けた同党の国会議員や市議らを前に、「厳しい逆風の中での出発だが、有権者の思いをしっかり受け止め結果を出していきたい」と当選を報告、支持者らと万歳三唱した。
　佐藤氏の両親が待つ同市佐原の実家近くにある事務所では、知人らとがっちりと握手した。
　支持者から祝福の言葉が投げ掛けられる中、佐藤氏は「応援してくれた地域の人の顔を見てようやく実感が沸いてきた」とほっとした表情を見せながらも「公約を実現するための本当の戦いはこれから」と気を引き締めていた。

　自民県連に加盟の意向
　佐藤氏は同日、報道取材に対し、自民党県連に加盟したい意向を示した。
　同日、県連を訪れ幹部と懇談したが、正式な意思表示はしなかった。居住地の埼玉県、全国活動の拠点を置いた東京都の支部連合会との調整なども課題になる見通し。
（２００７年７月３１日　福島民友参院選ニュース）