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 【2007統一地方選TOP

与野党全面対決で幕/県議選へ「実戦モード」突入

 2月県議会は16日、戦後初の知事提案条例否決という異例な形で閉会した。改選を控えた「さよなら県会」は、最大多数の野党・自民と、佐藤雄平知事を擁立した県民連合の与野党の全面対決ムードを残して幕を閉じたが、この議会構図が続く限り、県提出議案に厳しいチェックと政治的な揺さぶりが続くという指摘が強い。県議らは足早に地元へとって返し、30日告示の県議選に向けた「実戦モード」に入った。
 最終本会議では、文化・スポーツ行政一元化に関する二議案の採決で、自民党県連幹事長の吉田弘議員が「市町村の理解を得ていない。県の独り相撲であってはいけない」と反対討論を行った。また、「政争の具やパフォーマンスではない」と強調。これに対し県民連合の席からはヤジが飛び、緊張感も漂わせた。
 本会議直前の自民党の党議で吉田幹事長は「(県議選投票日の)8日には良い結果が生まれるものと信じている。自民党の一致団結した姿を県民に示そう」と力強く結束を呼び掛けた。加藤貞夫議員は、統一地方選期間中に行われる参院補選にも各議員の支援を求めた。
 県民連合では勇退議員のあいさつに同僚議員が涙を浮かべる場面もあったが、瓜生信一郎会長は戦後初となる議案否決に触れ「佐藤県政を支える議員が1人でも多く誕生するよう、推薦候補の当選に全力を尽くす」と力を込めた。最後は15人全員でガンバロー三唱し、議場での再会を誓った。
 他会派では、荷物をかばんに詰め込むなど、さよなら県会ならではの光景も多く見られた。
 県議選には、定数58に対し、12日の立候補説明会では79陣営が出席し、準備を進めているほか、複数の無風区で擁立の動きが出ている。自民は推薦・党籍証明を含め38人、県民連合は24人が立候補を予定。公明は3人、共産は6人を擁立する見通し。

(2007年3月17日 2007統一地方選福島民友ニュース)

 

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