県議選 あす告示/58議席目指し80人出馬へ
統一地方選の県内第一弾となる第16回県議選は30日告示され、4月8日の投票に向けて9日間の選挙戦に入る。市町村合併特例を採用して旧市・郡単位のまま23選挙区で実施する今回は、28日までに現職52人、元職3人、新人25人の合わせて80人が立候補を予定。78人出馬で過去最低だった前回4年前とほぼ同様の少数激戦が予想される。水面下で新たな出馬を探る動きも一部にあるが、9選挙区で無投票の可能性が高い。立候補届け出の受け付けは30日午前8時30分から午後5時まで、県内10市といわきを除く6地方振興局で行われる。
「平成の大合併」で新市民になった有権者で、今回の県議選に限って選挙権が従前選挙区に属するのは、二本松市の旧郡部と本宮市(安達郡)、須賀川市の旧郡部(岩瀬郡)、白河市の旧郡部(西白河郡)、会津若松市の旧河東町(河沼郡)、喜多方市の旧郡部(耶麻郡)、南相馬市の旧郡部(相馬郡)。伊達市と伊達郡、田村市と田村郡は一つの選挙区として行われる。
また、選挙区に直近の国勢調査を反映した人口比例方式では「郡山市1増、会津若松市1減」となる可能性があったが、公職選挙法に基づく地域間均衡の特例を県内で初めて採用、選挙区定数も従来のまま行われる。
佐藤雄平知事の誕生で与野党対決の構図が強まる中、今後4年間の議会構成をかけた戦いだけに、自民党は推薦・党籍証明を含めた38人、県民連合は民主党の12人、社民党の4人に無所属を加えた25人を擁立する。公明党は3人、共産党は6人が立候補を予定している。
立候補予定者が定数を上回っているのは郡山市、いわき市など14選挙区。特に福島市、会津若松市などで激戦となりそう。
(2007年3月29日 2007統一地方選福島民友ニュース)
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