沿道から車に手を振り、「最後のお願い」を呼びかける陣営＝７日、福島市

　第１６回県議選の投票は８日、県内１４選挙区、４０市町村の９６５投票所で一斉に行われる。全２３選挙区のうち３月３０日の告示日に９選挙区で無投票当選が決まり、定数５８のうち１２議席は既に埋まった。残る４６議席をめぐって激しい戦いを繰り広げてきた６８人は７日、９日間の街頭活動を終えたが当落線上に依然、複数の陣営が固まっているとみられ予断を許さない状況。投票結果は即日開票され、順調にいけば都市部でも午後１１時台に大勢が判明する見通し。
　投票は福島市の一部を除いて午前７時から始まり、午後８時までにはすべての投票が終了する。郡部を中心に投票所の閉鎖を繰り上げる選管が多く午後８時から順次、開票作業に入る。
　選挙戦となった１４選挙区には自民３０人、民主１０人、公明３人、共産６人、社民４人、無所属１５人が立候補している。
　今回の県議選は、県政汚職事件を受けて各勢力が改革や少子化対策、雇用対策などを唱え、政策論争に目立った違いがなくなる一方、昨年１１月の知事選の結果を受け、佐藤雄平知事の少数与党体制に変化が生じるのか否かが最大の焦点となった。
（２００７年４月８日　２００７統一地方選福島民友ニュース）