【2007統一地方選TOP】
|
桧枝岐は44年ぶり 5町村長選実戦
|
村議選に加え、44年ぶりの村長選実戦入りで、対応に追われる村選管職員=17日、桧枝岐村
|
統一地方選を締めくくる県内9町村長選と16町村議選、4町村議補選は17日、告示された。町村長選には14人が立候補、11回連続無投票の可能性もあった桧枝岐村では一転、新人2人が名乗りを上げ44年ぶりの選挙となったほか古殿、平田、猪苗代、柳津の4町村で現新対決の選挙戦に入った。
矢祭、玉川、会津坂下、磐梯の4町村は無投票で現職2人、新人2人の当選が決まった。町村議選は総定数203に232人が立候補。合併前で最後の選挙となる飯野町など4町村は無投票となった。桧枝岐村は村長選と村議選のダブル選挙、一方で磐梯町は町長選、町議選ともに無投票となった。町村議補選は柳津、玉川両町村が選挙戦。投開票は、参院補選や会津若松市長選、7市議選と同じ22日に行われる。
無風一転、選挙に驚き/桧枝岐
無風状態から一転、実戦入りした桧枝岐村長選。同村は人口619人の県内一小さな村で、実戦となった1963(昭和38)年の村長選は、候補者の妻同士が姉妹という親類同士の一騎打ちだった。地縁血縁さえも、真っ二つに割った激しい選挙戦は住民の間に数年間尾を引く深いしこりを残した。以後の村長選は連続10回、無投票が続いてきた。
同じく実戦入りした村議選も含め、各候補は出陣式や街頭演説を行わず、ポスターも作っていない。ポスター掲示板も設置されてなく、慌ただしく選挙対応に追われる村役場以外には、村内に選挙戦を感じさせる雰囲気は今のところない。
(2007年4月18日 2007統一地方選福島民友ニュース) |
|
|