地デジはこれからどうなっていくの?


地上デジタル放送が描く「これからのテレビ」の可能性にはどんなものがあるだろうか。「そのとき」に活用できるテレビへ・携帯向けワンセグ放送の可能性は

 「ワンセグ」なら移動中でも見られる「持ち歩けるテレビ」になり、まさに1人1台の「パーソナルなテレビ」になる。そして、いつでもアクセス、「参加できるテレビ」になり、さまざまなシーンで「情報を生かせるテレビ」になる。
 具体的には次のような使い方ができるようになる可能性がある。(1)買い物中に料理番組のレシピを確認する(2)野球やサッカーなどの名場面を放送局から購入する(3)歌番組を見ながらコンサートやCDの予約ができる(4)CMで見たコンビニのクーポンを使う―など、さまざまなシーンで使える可能性があり、ワンセグ放送は私たちの暮らしをより便利にする。
◆移動中に災害情報チェック
 地上デジタル放送は、ハイビジョンやデータ放送などテレビの機能を拡大する。このため地デジを活用した新たなサービスを模索する地方自治体も出ている。
 昨年2月、岐阜県では地デジを通じて住民票を交付申請するなどの実験を行っている。また、関西の府県や経済団体などで構成する関西広域連携協議会が、災害情報の速報性を高める構想を進めているという。
 これは交通や電力、ガスなどのライフライン事業者を結んで災害情報を1カ所に集約し、河川の水位や電車の運行状況などの最新情報をデータ放送で住民に届ける試み。
 このような災害情報のチェックは、移動しながらもきれいに受信できる地デジの「ワンセグ」が最適。安心、安全な暮らしの確保、防災面でも地デジは役に立つ。
◆夢ある多彩な放送サービス いままで以上に魅せる未来の地上デジタル放送「マルチ編成&多チャンネル放送」
 地上デジタル放送では、HD(高画質)1ch放送をする代わりにSD(標準画質)2〜3chの多チャンネル放送が可能だ。
 このため、例えばスポーツ中継でのマルチチャンネル編成なら、同じスポーツ中継を別の角度からも放送できる。また、異なる番組を同時放送することも可能になり、テレビの楽しさが倍増する。
 さらに将来は、「据え置き型テレビ向け放送」「携帯向け放送」「カーナビなどの移動体向け放送」など、圧縮技術の進展により、放送サービスに多様なバリエーションが登場すると予想されるように、視聴シーンにマッチした多彩な放送サービスの可能性もある。
◆未来のテレビ
Q&A
 Q マルチ編成や多チャンネル放送はすぐに始まるの?
 A 2011年7月までは、アナログ放送と同内容の番組をサイマル放送する。将来的にはマルチチャンネル編成やマルチプログラム編成、多チャンネル放送などが行われる可能性がある。それまで放送局にはさまざまな企画アイデアを練り、技術をしっかり磨くことが期待される。未来のテレビの可能性は大きく広がっていく。

 
 


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