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快適な暮らしに安心感 相馬の災害住宅に入居女性ら

快適な暮らしに安心感 相馬の災害住宅に入居女性ら

災害公営住宅の門馬さん(左)方に集まり、談笑する菅野さん(中央)と佐藤さん=9日、相馬市

 相馬市程田明神前に3月、被災地で初めて完成した災害公営住宅には、45世帯が入居している。
 「仮設住宅より広くて快適。物も気軽に置ける」。移り住んだ門馬三枝子さん(59)方に同じ団地に住む知人の佐藤トク子さん(79)、菅野アサ子さん(71)が集まる。それぞれ同市磯部の住宅が津波で全壊した。「仮設住宅では、ちょっとした物音でも気になり、運動もできない。一緒に住む家族にも気兼ねしていた」。3人は仮設住宅から比べると、心と体の安心感が全然違うと口をそろえる。
 仮設住宅に移った時から「自分の最後の住まいはどうなるのか」と気に掛かっていたが、その問題は解消した。ただ、震災前の生活から日常が変わってしまったことに変わりはない。
 佐藤さんは、農業を営んでいたが、現在はやっていない。「近くの畑を見る度に『この時季には、種を植えたな』『そろそろ収穫だな』と思いをめぐらす。もう一回、畑をやりたいと今でも思っているが、もう無理なのかな」とつぶやく。
 住まいの問題は解決し、暮らしに安定感も出てきた。ただ、自立して生活していけるのか、高齢者の多い入居者の将来への不安は尽きない。
(2013年9月11日 福島民友ニュース)



 

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