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【湧き水が消えた集落】 いわき・遠野、他地区から水確保

 いわき市遠野町の為朝(ためとも)集落では震災前、湧き水をくみ上げて各家庭に小規模給水を行っていた。しかし、震災から1カ月後の余震で水脈がずれ、水が止まった。日々の生活を支える水が出ない。住民にとって、まさに死活問題だった。
 住民たちは自分たちで水源を確保しようとボーリング工事を行ったが、見つけることはできなかった。その後、市の補助を受け、別の地区から水を引く工事を進め2013(平成25)年2月に住民に引き渡された。中心となって活動した、いわき遠野為朝集落世話人の折笠茂子さん(57)は、多くの支援で集落が支えられたことに強い感謝の気持ちを持つ。そして、震災からの日々を振り返る。「水が出なかったら、この集落に住む人たち全員が移転して集落そのものがなくなってしまったかもしれない。水のありがたさを十二分に実感した」

 【断水対策】 いわき市、「耐震管」導入推進
 東日本大震災で長い断水に襲われたいわき市の水道は、3・11と余震の4・11で2度の大被害を受けた。市水道局は震災の教訓から、耐震性に優れた「耐震管」の導入や浄水場からの配水を連結するなどの対策を進める。
 市内には約2200キロの配水管が通っている。このうち口径が350ミリ以上の「基幹管路」と呼ばれる配水管で耐震管を導入済みなのは約35%。水道局は病院につながる管などを優先して耐震管を導入する方針。現在、計画を策定中だ。

 【工業用水】 108カ所の被害本格復旧完了 
 県企業局によると、3月11日の本震と4月11日の大規模な余震では、いわき市の磐城、勿来、小名浜、好間各工業用水道と相馬市の相馬工業用水道で計108カ所が被害を受けたが、12年度までに本格復旧が完了した。
 各工業用水道は被災直後に給水を停止したものの、11年5月下旬に応急復旧が終わり、立地企業に対して工業用水の供給を再開している。
(2014年4月11日 福島民友ニュース)



 

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