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【医療介護】 “役立つもの”を実用化、復興へ導く「ロボット」

【医療介護】 “役立つもの”を実用化、復興へ導く「ロボット」

菊池製作所が製作した「マッスルスーツ」。高齢者や介護用などへの応用が期待される

 会津若松市のロボット開発製造「アイザック」は、医療介護分野ロボットや東京電力福島第1原発の廃炉作業に使われる装置などを手掛ける。同社企画部の馬場法孝さん(28)は「福島のロボット会社として復興に技術で関わりたい。多くの人が喜ぶ『役立つもの』を実用化していきたい」と意気込む。
 同社は、入院患者や肢体不自由者向けの移動ロボットをはじめ、原子炉建屋を探査する小型飛行ロボットのバッテリーの自動交換装置などを開発している。このうち移動ロボットは、ベッドの乗り降りが楽にできるよう前向き乗車するタイプで、介助者なしで自律移動もできる。本年度中に製品化し、4月以降に同市の会津中央病院に納入する方針だ。
 高齢化が進む中、ロボット産業は自動化や省力化といったニーズに応える成長分野と注目されてきた。だが中心は工業用ロボットで、暮らしに身近な分野への活用はまだ途上だ。馬場さんは「工業用ロボット以外の普及をどう進めるかが課題。価格をもっと安くし、身近な存在にする必要がある」と指摘する。
 県内では、浜通りをロボット開発の最先端地域とする政府の福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想が進む。本県に技術が集まることでロボット産業の追い風になると期待するのは同社だけではない。馬場さんは「10年後には本県の経済に貢献できる会社にしたい。ロボット産業には世界から人を呼び込む魅力がある」と近い将来を見据えた。
(2015年2月11日 福島民友ニュース)



 

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