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“望郷の念”作詞で表現 川俣の大内さん、日々の励みに

 仮設住宅での長引く避難生活にも負けず、前向きに生きようとする避難住民たち。住民間の交流や趣味に生きがいを見いだし、苦境を乗り越えようとしている人は数多い。
 原発事故で川俣町山木屋地区から避難し、同町の仮設住宅で生活する大内徳明さん(79)は、故郷の情景を思い出しながら作詞活動を続けている。
 望郷の思いがあふれ出す。「ああ 山木屋 もう一度暮らしたい 願えば、ふるさと 山木屋の里」―。2012(平成24)年に完成した楽曲「山木屋の里」の一節だ。
 古里を思う気持ちは人一倍強い。現在までに完成した4曲は、阿武隈山地の自然豊かな古里をつづった曲ばかりだ。
 家族を残し、横浜市で15年にわたり単身赴任。「当時は出稼ぎが多かった。老後は山木屋に帰ってのんびり過ごしたかった」。配送の仕事をしながら、鋳物の砂型作りの技術を学び、54歳の時に古里で起業した。家族と共に安定した生活を過ごしていた時に原発事故が起きた。
 作詞を始めたのは避難生活2年目の時。カラオケ仲間から「作詞をしないか」と誘われたのがきっかけだった。今では生きがいとなっている。地区の芸能祭でも披露される大内さんの楽曲。「生まれ育った古里の景色、生活を感じたままに詞に書いている。避難する人の励ましの曲になれば、と思う」
(2015年3月4日 福島民友ニュース)



 

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