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【起き上がり小法師】〔いわき・たまごの郷〕品質にこだわり

【起き上がり小法師】〔いわき・たまごの郷〕品質にこだわり

「地域に愛される店にしたい」と話す大柿さん

 スーパーや飲食店が立ち並ぶいわき市泉町の一角に店を構える。新鮮な卵や、卵を使ったプリンやシュークリームなどの菓子類を販売しており、休日の昼時ともなると買い物客らでにぎわう。店を経営する大柿純一さん(54)は「無理かと思っていた事業再開。いわきの人たちに愛される店にしたい」と意気込む。
 震災前までは、大熊町で養鶏場と菓子店を営んでいた。約10万羽の鶏を飼育し、鳥インフルエンザ問題などの苦難も乗り越えてきた。しかし、原発事故による避難から数カ月後、一時帰宅すると10万羽の鶏は全て死んでいた。「覚悟はしていたが」と落胆した当時を思い返す。
 避難後、すぐに事業再開へ向け動きだした。大熊町で営業していた当時の人脈がいわきに集中していた。さまざまな人たちの支えを受け、再開にこぎ着けた。養鶏場は同市小名浜に設けた。「(人脈があった)いわきだから再開できた」と感謝する。大熊での営業当時より鶏の餌を上質なものに替え、卵の品質をより向上させた。人気商品の「えっぐプリン」は、発売当初から作り方は変わらないが、なめらかさに磨きが掛かったという。
 働き手の確保に苦労することもあるが、大柿さんは「いわきの人たちの雇用につなげ、長く営業を続けていくことで地域に根差した店にしていきたい」と、地元雇用を通し、地元密着型の店づくりを目指す考えだ。営業は午前10時から午後6時まで。水曜日定休。
(2015年8月11日 福島民友ニュース)



 

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