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消費者理解、イメージ向上へ努力 小売り、制限解除期待

消費者理解、イメージ向上へ努力 小売り、制限解除期待

相馬原釜産の毛ガニを店頭に並べ、本県漁業の復興を願う長沢会長

 夏のカツオやアワビ、ホッキ貝、秋のサンマ、冬のアンコウ。食卓で県民に親しまれてきた本県の魚介類だ。「地元の魚は新鮮で生きが良く、季節感もある」。福島市仲間町で長沢魚店を営む県水産物小売商業協同組合連合会の長沢明会長(63)は本県漁業の復興と、現在出荷制限されている魚介類の制限解除を切に願う。
 試験操業で捕れた魚の大半は浜通りで消費されるが、水揚げが多い時は中通りや会津地方などに出回る。長沢魚店にも相馬原釜産の毛ガニやいわき産のアワビが並んでいる。「産地を気にする人もいるが、6割くらいのお客さんは本県での本格的な漁の再開を待ちわびている」と話す。
 震災直後は消費者の不安を痛感した。2011(平成23)年秋ごろ、同連合会が県内の水産物の安全性をPRするポスターを製作、同店の壁にも掲示した。しかし、昨年、自然に剥がれ落ちて今はそのままにしているという。「ポスターを見た人が気にしてしまい、逆効果になる可能性もある」。風化の歯止めと風評の払拭(ふっしょく)。表裏一体の悩ましさが言葉ににじむ。ただ、長沢会長は「汚染水のニュースばかりが目立ち、イメージが悪くなっている。消費者への理解が進むよう、国などに働き掛けたい」と強調し、イメージ向上に向けて力を込めた。
(2015年9月10日 福島民友ニュース)



 

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