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「一歩一歩進むこと大切」 宇宙飛行士・山崎直子さん授業

「一歩一歩進むこと大切」 宇宙飛行士・山崎直子さん授業

スライドを使って宇宙の話をする山崎さん(右)と、授業を興味深く聞く児童ら=17日、いわき市・楢葉町小中学校仮設校舎

 4月開校のふたば未来学園高と双葉郡内の子どもたちを支援する「ふたばの教育復興応援団」のメンバーで宇宙飛行士の山崎直子さんは17日、いわき市のいわき明星大内にある楢葉南・北小、双葉高、双葉翔陽高で授業を行った。山崎さんは宇宙飛行士としての経験を踏まえながら、子どもたちに夢の実現に向けて「一歩一歩進む大切さ」を熱っぽく語った。
 山崎さんは2010(平成22)年4月、スペースシャトル・ディスカバリー号で宇宙に向かい、国際宇宙ステーションの組み立て補給ミッションに参加した。
 楢葉南・北小の仮設校舎で行われた授業で山崎さんは、宇宙に興味を持ったきっかけや宇宙から見た地球、重力のない宇宙での生活の様子を画像を交えながら紹介。何事も自分の手や耳、目など五感で体験する大切さを伝えるとともに、宇宙や世界の広さにも触れた。子どもたちは「宇宙に行った時の気持ちは」「宇宙ではどんな食事をしたの」「訓練で一番つらかったことは」など積極的に質問していた。授業を受けた楢葉南小6年の原田浩都君(12)は「話を聞いて宇宙への興味が湧いた。自分でも調べてみたい」と笑顔で話した。
 応援団メンバーによる郡内の学校での授業は、5日に双葉南・北小などで行った陸上元五輪選手為末大さんに続き2回目。
 
 【授業の要旨】「興味あることにまず挑戦」 
 宇宙飛行士という仕事を知ったのは中学3年、スペースシャトル・チャレンジャー号の事故があった時だった。それまでも天体や他の国などに興味はあったが、宇宙船をつくるエンジニアになりたいという思いが生まれ、夢が始まった。
 2度目の挑戦で宇宙飛行士の試験に合格した。ただ、その後が長丁場だった。実際に宇宙に向かうまで11年の下積みがあった。いつになったら宇宙に行けるのかとしんどかった部分はあったが、どんな仕事でも道が長くかかることはある。決して真っすぐでなくても、自分の選んだ道をどう歩むかを意識していればチャンスは来ると思う。
 興味があると自分で思ったことに、とりあえず挑戦してみる姿勢は大切。視野を広く持ち、地道な一歩一歩を進んでほしい。
(2015年2月18日 福島民友ニュース)



 

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