09年度予算案が衆院通過 首相退陣論拡大の様相
2009年度予算案が27日、衆院を通過し年度内成立が確定した。麻生太郎首相は大規模な追加経済対策と外交で政権浮揚を図り、内閣支持率の動向もにらみながら衆院解散の時期を模索する。ただ自民党内では「麻生首相では衆院選を戦えない」との声が強まっており、予算と関連法案が年度内に成立すれば、4月には一気に退陣論が拡大する可能性もある。早期解散を迫る民主党は衆院での内閣不信任案や参院での問責決議案提出をうかがう構えで、攻防激化は不可避の情勢だ。
(2009年2月28日 福島民友衆院選ニュース)
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