小熊氏を除名処分 衆院選立候補で自民県連が決定
自民党県連は24日、福島市で党紀委員会(渡辺義信会長)を開き、次期衆院選に福島4区から無所属での立候補を表明した元県議小熊慎司氏(41)を除名処分とすることを賛成多数で決めた。小熊氏は所属する会津若松支部に離党届を提出、同支部は離党の意思を尊重するという意見を添えて党県連に郵送したが、受理されなかった。同県連は今週中にも総務会を開き、除名処分を確認した後、小熊氏本人に通知する。小熊氏が通知から10日以内に異議を申し出ない場合、処分は確定する。
委員会では、福島4区内選出の県議から意見を聞いた上で、渡辺会長ら委員6人が離党届の扱いなどを協議した。一部の委員からは除名処分に対する異論も出たが、小熊氏の行為を、県第4選挙区支部長で現職の渡部篤衆院議員(57)=1期=が立候補を表明している中で、党議に背く反党行為とした。
(2009年6月25日 福島民友衆院選ニュース)
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