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第45回衆議院議員選挙
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政権問い“舌戦加熱” 衆院選公示、走る県内候補者

 12日間の舌戦が始まった。衆院選が公示された18日、県内5小選挙区に立候補した16人は立候補届け出と同時に一斉に第一声を放ち、この選挙に懸ける思いを訴えた。5小選挙区すべてで「政権選択」を懸け激突する自民、民主の各候補は、実績か、変革か、主張の違いを際立たせようと大声を張り上げる一方、街頭演説の会場選びから戦術、服装まで似通うケースも。選挙区候補のいない公明、社民両党も自民、民主との二人三脚をアピールしてマイクを握り、共産、みんなの党は第三極を強調。4年ぶりの衆院舌戦は残暑の中、早くもヒートアップ。(文中敬称略)

 【1区】自民の前職亀岡偉民、民主の新人石原洋三郎、共産の新人山田裕が、JR福島駅東口でほぼ同時刻に第一声。激戦を象徴する幕開けとなった。特に亀岡と石原は約100メートルの距離で第一声を上げ、政権選択を問う両者の近すぎる“顔見せ”に、通行者からは「ものものしい」の声。山田は野党の立場を強調。マイクを握った各候補者はライバルを意識してか、声のトーンが上がりっぱなしだった。

 【2区】激しい前哨戦を展開してきた自民の前職根本匠と、民主の前職太田和美。ともに郡山市での第一声から、相手を意識した発言を繰り出し、対決ムードは最高潮に達した。根本は「ふるさと郡山をかけた戦い。地元の誇りをかけ勝ち抜く」と地元出身を強調。これに対し千葉7区から「国替え」した太田は「政権選択の選挙。家族を守る温かい政治を取り戻したい」と政権交代の必要性を訴えた。

 【3区】吉野正芳と玄葉光一郎の自民、民主両党県連代表同士の対決は、熱い一騎打ちに。5区から「国替え」した吉野は、地元の県議らとともに白河、須賀川の都市部などで新天地での決意を披露。旧選挙区のいわき市からも支援者が駆けつけた。迎え撃つ玄葉陣営は、早くも選挙区を駆け足で一巡。玄葉が応援で全国を駆け回ることもあり、長年かけ築いてきた組織を引き締め、政権交代を訴えた。

 【4区】全陣営が会津若松市にそろい火ぶたを切った。みんなの党の新人小熊慎司は、白虎隊の潔さを語り官僚政治からの脱却など変革を強調。自民の渡部篤、民主の渡部恒三の両前職は、それぞれマニフェストを記したうちわ、「マニフェストあります」ののぼりで政権公約をアピールしながら「逆風をはねのける」(篤)、「政権交代」(恒3)と火花。さらに城下から周辺部へと選挙カーを走らせた。

 【5区】約200メートルの距離で対峙(たいじ)する自民の坂本剛二、民主の吉田泉両前職の選挙事務所。両陣営関係者の服装も色違いの「アロハシャツ」と、各面で激しい火花を散らす。だが、選挙戦初日は、坂本が6期のベテランながら選挙区内をくまなく歩く「どぶ板」選挙を展開したのに対し、吉田は駅前や映画館で幅広い層への支持拡大に力を入れ、対照的な動きを見せた。
(2009年8月19日 福島民友衆院選ニュース)

 

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