民主県連、県政第一党を目標に/衆院選総括
30日に投開票が行われた衆院選の結果、本県小選挙区の全5議席と比例単独1議席を獲得した民主党県連と、比例東北の1議席のみにとどまった自民党県連は31日、それぞれ選挙戦を総括。民主党県連の中村秀樹幹事長は来年の参院選、知事選の勝利と再来年の県議選で県政第1党になる目標を明らかにした。一方の自民党県連は、衆院選惨敗の危機感を募らせ、早急に組織の立て直しを図る方針を決めた。
民主県連の中村幹事長は福島市の県連事務所で記者会見を開き、政権交代を現実にした衆院選の勝因について「政治変革を望む時代のうねりを党の政策でとらえた」と分析した。
県議会構成で現在は県政第1党の自民に代わる党勢の拡大については、党と連合福島、社民党、無所属県議でつくる「4者協議会」を月内にも開き、県議会で自民が議席を占める1人区の県議選挙区への候補者擁立などについて協議を呼び掛ける方針を明らかにした。同日は連合福島に開催を打診した。
自民県連、早急に組織立て直し
自民県連は福島市の県連会館で役員会を開き、衆院選の敗因を分析した上で、参院選や県議選などに向け、県内市町村、郡単位の総支部、支部組織の立て直しを図る方針を固めた。選挙戦の総括では、候補者選定の在り方や党マニフェスト(政権公約)に課題があったか検証する必要性が指摘された。
今後の県連体制については衆院選で比例復活当選した前職の吉野正芳会長ら全役員の続投を了承した。
(2009年9月1日 福島民友衆院選ニュース)
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