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民主党の圧勝、自民党の惨敗で政権交代を現実のものにした第45回衆院選で、県内でも5小選挙区すべての議席を民主が奪取。比例東北では自民1人が復活当選、民主1人が比例単独で当選し、本県の衆院議員数は民主6、自民1と勢力図が塗り替えられた。県内での戦いをデータで振り返る。 |
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【 当落得票率 】
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「死に票」は45万票 前回を上回る
小選挙区に立候補した16人のうち比例代表の復活当選者を除く落選者に有権者が投じた票(死に票)の合計は45万7916票で、投票総数の38.5%だった。
今回は、各選挙区で民主党と自民党の候補が政権選択をかけて激しく票の取り合いを展開。自民の比例東北ブロックの名簿1位に重複立候補した3区の吉野正芳氏以外の自民候補の比例復活当選がなかったため、前回の35万1857票(投票総数の29.95%)を上回る「死に票」が出た。前回は比例復活当選した2人に投じられた17万7739票が息を吹き返していた。
選挙区別で見ると、「死に票」の割合が最も多かったのは、民主と自民、みんなの党の候補者が争った4区の50.6%。県内で唯一共産党候補が出馬した1区の50%が2位。3位は2区の46.5%、4位は5区の41%だった。比例復活当選の3区の死に票はカウントされない。
3区・玄葉氏、戦後2番目の得票
県内5小選挙区で最も得票が多かった候補は、3区の民主玄葉光一郎氏。衆院選では県内選挙区で戦後2番目に多い15万9826票を獲得した。
次いで1区の民主石原洋三郎氏の15万6060票。民主候補では、5区の吉田泉氏が13万5692票、2区の太田和美氏が13万1306票を獲得、政権交代を後押しした有権者からの支持を受け、民主候補の得票が軒並み高かった。
自民候補では得票トップは1区の亀岡偉民氏で13万6526票を獲得した。2区の根本匠氏も11万1596票で10万票を超えた。
選挙区別の自民と民主候補の得票合計を前回と比較した場合、1区は今回が29万2586票、前回は28万1302票だった。2区は今回24万2902票で、前回は22万6396票。投票率がアップしたことを差し引けば、1、2区とも自民、民主の得票合計は今回と前回ともほぼ同じ票数で、数字の上では、選挙ごとに無党派層の支持を奪い合っている自民、民主の戦術がうかがえる。
(2009年9月1日 福島民友衆院選ニュース) |
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