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第45回衆議院議員選挙
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【 立候補予定者 】
【 上 】

やっと臨戦態勢


政権選択へ命運賭け

 麻生首相が13日、衆院解散を決断、衆院選の投開票日を「8月30日」とする方針を表明し、昨年秋から先延ばしされてきた衆院選の日程がようやく固まった。政権選択が焦点となる今回の衆院選だが、景気や雇用、社会福祉など県民に身近な生活への道筋にも関心が集まる。真夏の決戦に向け、必勝を期す立候補予定者、政権の命運を握る有権者の鼓動が高鳴り始めた。

 逆風に危機感
 新体制つくる
 既存から脱却

解散時期をめぐる霧が晴れ、立候補予定者の握手にも力がこもる=13日
 「霧が晴れた」。自民の吉野正芳議員は、13日の心境をこう表現した。「安心して選挙戦に臨める」と、コスタリカ解消で選挙区を5区から3区に替えて立候補を決めた昨年来のわだかまりが解けたようだ。千葉7区から本県2区に国替えする民主の太田和美議員も昨年からの活動を振り返りながら「長かった。やっと国民に信を問うことができる」と気を引き締めた。

 4区に立候補する渡部篤議員(自民)は「都議選敗北後の解散ではなく、もっと早くに解散する道もあったのではないか」と、13日の麻生首相の決断に疑問を投げ掛けた。1区の亀岡偉民議員(自民)も「都会の逆風が地方に来ないよう、地方で吹き飛ばさなければならない」と都議選敗北の自民への逆風に危機感を募らせる。

 2区の根本匠議員(自民)はこの日、地元であいさつ回りをこなした。「粛々と準備を進める」と、これまで通り支持者に政策を訴えた。地元での後援会拡大役員会に出席した5区の坂本剛二衆院議員(同)も「景気回復と雇用対策に万全を期す」と冷静だ。

 地方選の連勝で勢いに乗る民主。衆院議運筆頭理事としてこの日、国会対応に追われた3区の玄葉光一郎議員は「政権交代で新しい政治体制をつくらなければ、この国の再生はおぼつかない」、4区の渡部恒三議員は国会で報道陣の取材に「政権交代が国民の声になった」とそれぞれ手応えを示した。午前中に選挙区であいさつ回りをして上京した5区の吉田泉議員も「なぜ政権交代が必要かを訴えたい」と話した。

 新人で衆院選に臨む立候補予定者も志をあらためてたぎらせる。1区の石原洋三郎氏(民主)は「ゴールが見えたことで今まで以上に考えを訴えたい」と決意を新たにする。自民を離党し4区から出馬する小熊慎司氏(無所属)は「有権者が既存体制からの変化を望んでいる」と都議選を分析、1区の山田裕氏(共産)は「日本を決める選挙で気が引き締まる思い」と話した。

 現職、新人とも立候補予定者は、あと1カ月余り先に示された「ゴール」に全力疾走する。

−−− 2009年7月14日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−
 
 

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