矢祭町長に古張氏再選 住基ネット拒否継続
統一地方選後半戦は24日、県内で矢祭町長選と喜多方市議選、南会津町議選、北塩原村議選、矢祭町議補選の投開票が行われ、当選者が決まった。
住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)への接続の是非を最大の争点に現新一騎打ちとなった矢祭町長選は、住基ネット接続を拒否している現職の古張允氏(70)=無所属=が46票の僅差で、新人で前町議の鈴木正美氏(53)=同=を破り再選を果たした。任期は30日から4年間。投票率は28年前の97.10%を9.87ポイント下回る87.23%となった。
古張氏の再選により同町は、住民基本台帳法で義務付けられた住基ネット接続を拒否する違法状態が続く見通し。
今春の統一地方選は、東日本大震災と福島第1原発事故の影響により、県内で県議選と6市町村長選、20市町村議選(補選)が延期された。
(2011年4月25日 福島民友ニュース)
|