延期された地方選の新たな選挙日

　政府は１０日、東日本大震災に伴う臨時特例で統一地方選での実施を延期していた県内１４市町村の選挙日程を決めた。
　会津若松市長選は８月７日投票が確定、市議選との同日選挙となる。
　県内では、東京電力福島第１原発事故で避難指示を受けた双葉郡の広野、川内、双葉、葛尾４町村が「実施は困難」としているほか、津波被害が大きい相馬、新地２市町、計画的避難区域に指定された川俣町は「選挙日程を決められる状況ではない」として、実施時期を明示していない。
　総務省はこれら７市町村については今後も意向確認を行う方針だが、県は原発の収束状況や避難者の所在確認状況などを踏まえ、９月の期限以降も選挙ができない状況が継続している場合、再延期を国に要望する考え。
　統一地方選で延期となった県議選の日程は、まだ決まっていない。
（２０１１年５月１１日　福島民友ニュース）